黒川紀章の「メタボリズム思想」とは?
2007年 06月 07日
昨日は大阪万博の東芝IHI館に使われたテトラユニットの解説を紹介しましたが、その中の言葉「メタボリズム思想」とは、一体なんなのでしょうか。
これはもしかして、最近よく聞くようになった中高年の敵、メタボリック症候群の「メタボリック」と関係がある言葉なのでしょうか。
きっとそうなんでしょうけど、片や病名ですから結びつきにくい。
そもそもメタボリック症候群の「メタボリック」の意味を知らないので調べてみました。
me・tab・o・lism [metblìzm] ━━ n. 【生物】新陳代謝; 物質(交代).
me・ta・ból・ic [metblik] ━━ a.
三省堂提供「エクシード英和辞典」より
「メタボリック」だけなら、ずばり病名でもなく、いい意味もわるい意味もありませんでした。
でも生物用語です。
では黒川氏の「メタボリズム思想」とはなんなのでしょう。
幾つかの本とサイトを拾い読みした程度の印象なのですが、生物の細胞がもつ代謝性、増殖性を意識した建築作りのようです。
一つの細胞が細胞壁の中に自らの生存に必要な全てを内包している一種のユニットで、そのユニットの増殖と組み合わせで一つの生物になるように、一つの建築、建築群、都市を作り上げるということのようです。
などと言葉を連ねても、ちんぷんかんぷんですよね。
実際に黒川氏の特に1970年ころの作品を見ると、一目瞭然なのですが。
画像のあるよいサイトを探して、また紹介します。
こうみえても著作権やら、リンクフリー明示かどうか、相手先への連絡など、リンク張るのも気を使っているのです。