ニュートラルな気づき 


by honnowa
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若冲 『鳥獣花木図屏風』 動物情報について 続き

昨日の記事の続きです。

  『鳥獣花木図屏風』より 動物の隻
    http://f.hatena.ne.jp/jakuchu/20060511101214


  同じく 鳥類の隻
    http://f.hatena.ne.jp/jakuchu/20060511101158


きょうは『公式ブログフォトライフ』の大きな画像のリンクを張りましたので、それを観ていただくか、画集があればそちらをご覧ください。

さてクイズです。
それぞれ何種類の動物が描かれているでしょう。
ふふふ、わかりますか?
わたしは数えてないですよ。
でも世の中にはちゃんと数えて、しかもどんな種類の動物か特定した方がいらっしゃるんですよ。
答えは、平成9年9月13日から10月12日まで静岡県立美術館にて開かれた『異彩の江戸美術・仮想の楽園  若冲をめぐる十八世紀花鳥画の世界』展の図録に載っていました。
見てね。
と言われても困りますよね。
そのような美術展の図録は、書店はもちろん、関連のない他県の図書館や美術館の図書室でも探しにくいでしょうから。
では答えです。
動物のほうは29種類、鳥類のほうは40数種類(同じ種類のオス、メスがある)です。
そして全ての種類が特定されています。
調べた方はエライですよ。
形体がデフォルメされているのもあれば、たぶんまったくの想像で描いたものもあるし、また空想上の動物も描かれているからです。

この図録には、静岡県立美術館が所蔵している『樹花鳥獣図屏風』(リンク先の小さい画像をクリックすると大きな画像になります)に描かれている動物の数と種類も掲載されており、またコレクター、プライス氏も解説を寄稿しています。
これらの屏風に真贋問題があることは以前お伝えしました。  (07/05/22の記事参照)
しかしプライス氏は若冲作と確信を持っていらっしゃいます。
そして技法的にいかに優れた作品であるかを、その寄稿文で具体的に披露していらっしゃいます。
ですので、この絵に興味がある方はぜひ目を通していただきたいです。
もし愛知県美術館で現在行われている『若冲と江戸絵画』展に行かれる機会のある方は、1階のアートライブラリーで、この静岡県美の図録を閲覧できますので、足を伸ばしてみてください。

c0100148_22155046.jpgさて、オマケです。
鹿やロバの頭上にいるこの動物はな~んだ?
図録によるとカワウソやラッコなんだそうです。
わたしは架空の動物だと思ってました。
だって先日の記念講演で山下先生がこうおっしゃったんですよ。  (07/04/29の記事参照)
「ピカチュウならぬ、ジャクチュウ・・・」
 ・・・・・・
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by honnowa | 2007-05-28 05:10 | 美術