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ニュートラルな気づき 


by honnowa
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本の話題というよりはナノテクノロジーの分野になりますが・・・

世界最小の本、サイズは0.07ミリ0.10ミリ! | Excite エキサイト

ニュース記事に写真が載ってなくて残念です。
本当に30ページの本になっていて、文字が書かれているのか見たいですよ。
それにしても、こういう技術は日本のお得意だったのでは・・・
世界最小の歯車の開発とか、米粒にぎっしり文字を書くとか・・・(ちょっと違う)
日本でなく外国が作ったんだ、と妙なところで残念。

ところで0.07ミリ×0.10ミリとは現実にどれくらいの大きさなのでしょう。
『文部科学省ナノテクノロジーネットワークセンター』の『ナノメートルの長さ』を見ますと、
70μm×100μmは、スギ花粉より大きく、ダニより小さく、髪の毛の太さくらいのようです。
ちなみに㈱樹研工業が開発した世界最小の歯車は、直径0.147ミリ、幅0.08ミリなので、本はこの歯車よりも一回り小さい大きさとなります。
一言補足しますと、この歯車は製品として量産できるものです。
それから㈱入曽精密が製作した世界最小のサイコロで、0.3ミリ×0.3ミリ。
わたしがウケてしまったのは、このサイコロを測れる定規まで製作していることです。
そして日本電信電話㈱、NTTが製作した直径60μmの世界最小の地球儀

このような技術開発が向う先はどこなのでしょう。
その一例ですが、先に取り上げた『文部科学省ナノテクノロジーネットワークセンター』の『ナノテクノロジーとは?』によると、米国のクリントン前大統領が「国会図書館の情報を角砂糖の大きさのメモリに収容」すると演説で述べたそうです。
この話はたんなる希望的未来予想でなく、わたしが生きている間にきっと実現するように思えます。
そんな時代が到来したとき図書館がどうなっているのか、装丁を与えられ書棚に残されるのはどんな本なのか、この時代の変化を見守っていこうと思います。
by honnowa | 2007-04-14 08:38 |