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ニュートラルな気づき 


by honnowa
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『論語』の詞より 6

07/2/8の記事の続きです。

  六十にして耳順(したが)う。七十にして心の欲する所に従って、矩(のり)を踰(こ)えず。
六十歳になったら人の言葉が素直に耳に入って来るようになった、七十歳になったら、自分の心の欲するように振舞っても、道を踏み外すようなことはなくなった。
※ いいなあ。
  心の思うままに振舞っても、なおかつ道を踏み外さないって。
  七十歳を待たず、早くこうなりた~い。

子路と顔回が子のお傍に侍っている時、それぞれ、己が志を言うようにと、子からのお求めがあったそうであります。その時、小路は、
──車も、馬も、着物も、毛皮も、みんな友達と一緒に使っていて、それを使いへらされ、破られても、腹をたてるようなことがなくなりたいものだ。
 と、そう答えたということであります。それに続いて、顔回は、
──善いことをしても、それを誇りに思ったりしないようになりたい。それから辛いことは、とかく他人に押しつけたくなるものだが、そんな思いを持たないようになりたい。
 このような言葉を口から出したということです。この小路、顔回、二人の答えがお気に召したのか、子は子で、
──自分の場合は、老人には安心され、友だちには信ぜられ、幼い者には慕われる、そんな人間になりたい。
 このような志を述べられたということであります。
  顔淵(ガンエン)・季路(キロ)持(ジ)す。子曰はく、蓋(ナ)んぞ各[々]爾(ナンヂ)の志を
  言はざる。子路曰く、願はくは車馬衣裘(イキュウ)、朋友と共にし之(コレ)を敝(ヤブ)ると
  も憾(ウラ)むこと無からん。顔淵曰はく、願はくは善に伐(ホコ)ること無く、労を施すこと
  無からん。
  子路曰はく、願はくは子の志を聞かん。子曰はく、老者(ロウシャ)は之を安んじ、朋友は
  之を信にし、少者(ショウシャ)は之を懐(ナツ)けん。
※ 結構三人とも思いおもいに語ってますね。
  師弟といっても教育的学団だったので、政治や宗教の組織のような思想の統一なんてこ
  とはなく、個性の尊重もあったのでしょう。
  わたしはただニコニコとしていたいですね、いついかなる時も。
  幸せな豊かな顔をしていたいです。
※ [々]はわたしのパソコンでは表記できないので代わりに当てた文字。
by honnowa | 2007-02-09 09:03 |