『ペルシャ文明展』に行ってきました
2006年 11月 04日
場 所 愛知県美術館
期 間 2006年10月13日~12月10日
内 容 紀元前5000年からササン朝ペルシャまで、イラン国立博物館を中心とするコレ
クションより紹介
気に入った作品
『有翼ライオンの黄金のリュトン』・・・今回の展覧会のポスターになった作品だが、実物を
みると一番のお宝のパワーがわかる
『円形切子碗』・・・正倉院宝物との関連から興味深い作品。
解説の「国際的ヒット商品」という表現が面白かった。
コイン・・・金貨、銀貨はお金というよりも宝物に見えて、当時の王様から恭しく頂戴する場
面を想像しました
ほんのわより
世界遺産が好きで今回の展覧会を心待ちにしていました。
ペルセポリスの壮大ささの片鱗に触れ感激です。
関連の講演会を聴講しました。
10/21 『ペルシャ古代文明とその国際性』 (講師 大津忠彦)
想像や推理の部分は学者の言葉でなく、小説家の言葉でロマンを味わってください
と、井上靖の『玉碗記』、松本清張の『熱い絹』、『眩人』を勧められました。
11/3『ラピスラズリの道、王の道、絹の道』 (講師 後藤健)
「外国との貿易が一つの帝国になったことで国内流通になったから、関税が掛からなく
なり・・・」、「ガラスはかって宝石と同じ扱いだったのが、技術の発展により安価な容器
となったが、ササン朝ペルシャはカットを施すことによりガラス器を国際的ヒット商品と
した」等の話を聞きくと、まるで経済。
道の歴史は経済(商売、流通)の歴史でもあるのだなと気づいた。
※『玉碗記』は読了 (06/12/4の記事参照)