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ニュートラルな気づき 


by honnowa
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天地始粛(てんちはじめてしゅくす) 8月28日~9月1日頃

七十二候(処暑・次候)


  ことごとに悲しかりけりむべしこそ秋の心を愁ひといいけれ  (千載集 藤原季通

季節の移り変わりは淋しく悲しいことであるが、とくに秋の季節は一層その思いが強いことである。


「秋の風」(P120~121)

・青北風(あおきた)西九州を主体とした地方でいわれ、初秋から仲秋に吹く涼しい風
・秋嵐  初秋から仲秋にかけて吹く強風。初嵐ともいう
・芋嵐(いもあらし)里芋の葉を揺らしながら吹く風
・荻の風  荻の葉に吹く秋の初風。「荻葉風」ともいう
・送南風(おくりまぜ)  「送」とは、盆の精霊を見送ること。盆東風(ぼんこち)の後に吹いてくる南風
・雁渡(かりわたし)  雁を乗せて、九、十月ごろ北方から吹いてくる冷たい季節風のこと。雨まじりで海上も荒れることがある
・黍嵐(きびあらし)  黍の穂に引きつける風
・秋声(しゅうせい)  木の葉が舞い散る音とともに吹く秋の風
・高西風(たかにし)  関西以西で十月ごろ急に吹きだす強い西風のこと。地方によって南西風や北西風をいうこともある。農村地帯では「籾(もみ)落とし」とも呼ばれ、稲作に被害をもたらす
・野分(のわき)  野の草を吹き分けながら吹く強風。「二百十日」「二百二十日」ごろを中心に吹き荒れる暴風。「野分の風」ともいう
・初秋風(はつあきかぜ)  秋到来を告げるように吹き、秋初めての風
・初嵐(はつあらし)  「初秋風」と「野分」の間に吹き荒れる強風
・やまじ  中国地方の言葉。岡山県久米(くめ)郡、山口県岩国市通津(つづ)で「二百十日」の東の台風、香川県小豆島では春一番の東風をいう
・鷹風(ようふう)  秋風に乗って天高く空を舞う鷹からつけられた秋風
・蓼風(りょうふう)  「蓼」はタデという草であるが、にがい、苦しい、多い、という意味があり、路傍のタデの花の群落をそよがす秋風をこう呼んだであろう
  
  
≪参考図書≫

『ニッポンの二十四節気・七十二候 写真・和歌・前線図でめぐる72の季節』
  環境デザイン研究所・編  横井隆和・写真  誠文堂新光社  2008年1月25日発行

タイトルのとおり、二十四節気・七十二候に解説と、和歌と、前線図が添えられた、写真集とも言うべき本です。
写真を撮られた横井氏の肩書きは「印象派写真家」
光と繊細な色の美しい写真を、ぜひ本書で見ていただきたいです。
これから一年、本書に沿って二十四節気・七十二候を学んでいきたいと思います。


なお、日本気象協会で新しい二十四節気を作る計画もあるようです。
http://www.jwa.or.jp/content/view/full/3681/


≪言葉≫

大辞林 第三版 (三省堂)より
しゅく(漢字)
【 粛 (肅) 】 シュク
① つつしむ。 「 粛啓 ・粛呈 ・自粛 」
② きびしくする。 「 粛正 ・粛清 」
③ おごそか。 「 粛粛 ・粛然 ・厳粛 ・静粛 」粛斑雪(大辞林 第三版 (三省堂)より)

新明解古語辞典 第二版(三省堂)より
むべ【宣】(副)「うべ」に同じ。
うべし【宣し】(副)《「し」は強意の助詞》「うべ」を強めていう語。なるほど、なるほど。
━こそ(連語)「うべし」をさらに強めたもの。いかにももっとも。=「うべこそ」





「びお」一面 » びお・七十二候 » 天地始粛 ・てんちはじめてさむし
http://www.bionet.jp/2008/08/bio72_41/
by honnowa | 2012-08-28 23:59 | 自然