映画 「迎春花」
2012年 08月 26日
1942年の作品ですが、コメディタッチの青春ドラマです。
なかなかリッチで伸びやかな雰囲気で、戦争時代に作られたとは思えません。
当時の満州の風景や生活様式が興味深いです。
終盤、主人公たちがハルビンに出張し観光するのですが、ロシア正教の教会に大勢のロシア人が映ったお祭りの様子はかなり吃驚でした。
李香蘭さんが美しく、歌もとても素敵。
さてこの映画、冒頭スケートのシーンから始まります。
アイスホッケーのチームもあり、女性も参加しています。
スケートの場面は何度もあり、挙句は「スケートが滑れなければ満州ではモグリだ」という台詞まで出てきます。
身近なスポーツだったんですね。
満州でスケートと言えば、小塚崇彦選手のおじいさまのエピソードを思い出すのですが、身近だったから気軽に始められたとしても競技人口もそれなりに多そうで、その中でチャンピオンになられたのは大したものだと思いました。