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ニュートラルな気づき 


by honnowa
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フィギュアスケート初観戦記 2010NHK杯 5

  《女子シングル》
ダンス、ペアの後に見ると、女子シングルは6分間練習で6人が一度に練習していても、どこかまったりとして見えます。
もちろん選手たちの内心はそんなゆったりした気分ではないのでしょうけど。
時々6分間練習時の選手同士の衝突の話をネット上でみたりするのですが、実際に観戦していると、ペアやダンスならともかくどうして女子で衝突が起こるのか不思議なくらいリンク上にはゆとりがありました。
衝突話は不思議と女子ばかりです。
男子やペア、ダンスでは実際に起こったことがないのかあるのかわかりませんが、私は話を見聞きしたことは一度もありません。
アメリカのワグナー選手は時計回りで他の選手と逆回りになりますが、一緒に滑っていてもなんら危なげなところもなく、みな平然と滑っていました。

またどの選手も、前の選手が観客へのお辞儀を済ませて出口に戻ってからリンクに出ていってました。
採点はテレビで見た印象よりも時間が掛かり、慌てて出てゆかなくても十分に余裕があるようにみえました。
もちろん選手の心理状態では短く焦るものかもしれませんけど。
それはダンスでもペアでもそうで、最近観た2009年グランプリファイナルの観客動画での某選手の行動が余計に異様に思い出されました。

さて女子の演技が始まったものの、どうにも演技に集中できず、視線はついつい先ほどアメリカ選手たちにサインしてもらった関係者席のほうに。
ペアの間もチラチラ見ていたのですが、たぶん男子選手だろうと思しき数名はいたのですが、誰なのか判別できず。
再び双眼鏡を覗くと、なんとモロゾフコーチ発見、しかも隣には美姫ちゃんが!
美姫ちゃん、NHK杯には出ないのに見に来てるのね。
出場選手に帯同してきたコーチの通訳兼お里帰りでしょうか。
その後しばらくして、アボット選手と佐藤有香コーチも見つけました。
重たいのに双眼鏡持って来てよかったよ~

#5 アシュリー・ワグナー(アメリカ)
好きな選手の一人です。
特に好きなのがジャンプやスパイラルなどで後に伸ばした足、両腕で円を作ったときの腕から手首の形の美しさです。
なんだかフェチ的ですが、もちろん容貌や全身のスタイル、雰囲気、衣装も素敵な女の子ですよね。
今回の観戦では呆としてしまい自分の好きな所をチェックし忘れて、スパイラルしか覚えていません。
プログラムは細かい動きが少なくやや大味な印象でしたが、スパイラルに時間を掛けた影響があるかもしれません。
まだシーズン初戦ですし、今後もう少し何か振りを加えてくれるかしら。
それにしても日本でのファンも多く、こんなチャーミングな選手が世界選手権に出られなかったとは。
今シーズンこそは出場できますように。

#6 村上佳菜子(日本)
他の選手と比べて、佳菜子ちゃん、小さいわぁ。
特にスタートのラブリーポーズに大勢の方がやられたようで、あちこちから「かわいい~」の声が上がってました。
弾んでいてとにかく楽しそうに踊ってました。

#7 エレーネ・ゲデバニシビリ(グルジア)
音楽が格好良く印象に残りました。
映画「シカゴ」より「セル・ブロック・タンゴ」
昨シーズンのSP「Fever」もそうでしたが、どちらかというと男子が使いそうな曲。
そして彼女のスタイルのよさ、特にウエストのくびれは映像で見るよりも遥かに細くしまっていました。

#8 キャロライン・ザン(アメリカ)
体格が大きくなっていました。
まだ17歳の彼女はこれから体重管理が大変になってゆくだろうな・・・
乗り越えていって欲しいです。
そういえば目立っていたジャンプする時の体勢の癖はまるで気がつきませんでした。
矯正してきたのかもしれません。
練習をたくさんしてきたんだろうな。
好きなものを好きなだけ食べさせてあげたいよ。

#9 レイチェル・フラット(アメリカ)
髪型を変えて女性らしくなってきました。
去年のSP曲は「シング・シング・シング」で、今年は「サマータイム」他のジャズメロデー。
アメリカらしさを全面に出しています。
彼女も体格のよい選手ですが元々ぽっちゃり体型なので、動作もきびきびしているし、体重をうまくスピードに乗せることができますね。

私はこの選手に底力を感じます。
才能や運とは別の、しっかりした家庭の子が持つ人間力とか胆力みたいなものです。
成長期が済んだら、素敵なレディに変身しそう。

#10 キーラ・コルピ(フィンランド)
美しい~
立ってるだけで美人。
正統派美人なのに曲と衣装のセレクトがちょっと個性的な印象があったのですが、今年のSP「虹の彼方に」(映画「オズの魔法使い」より)は曲も衣装もベーシックなのが逆に意外でした。
彼女の演技は先日行なわれたフィンランディア杯でチェック済みだったので、初見の選手よりは集中して演技を観ることができました。

#11 カロリーナ・コストナー(イタリア)
よかったです。
彼女が見た目ノーミスだと、本当に見ごたえがあります。
初見だとなかなか選手の演技についていけないと何度も書きましたが、彼女の演技は引き込まれたし楽しめました。
映像では少々アンバランスな小さな頭と長い足も、氷上ではちょうどよく舞台映えがします。
今シーズン、もし真央ちゃんの演技が完成しなかったら(ジャンプ以外は崩れることはないでしょうが)、来るのは美姫ちゃんではないかと予想しているのですが、コストナーとの争いになるかな。

#12 浅田真央(日本)
もうショックでショックで・・・
それまでの初観戦の面白さが一瞬で冷めてしまいました。

後から振り返ると、6分間練習時、氷上の彼女は特に目立った存在ではありませんでした。
いろいろな方が彼女について書いてあるようなキラキラ感とかオーラは感じられませんでした。
私の席が少々遠いせいもあり、コストナーのように特に背が高いとか佳菜子ちゃんくらいに小さいとか、キーラやレイチェルのように金髪、色白でないと目立たないのです。
衣装は黒で、どこか前シーズンの、カプリースや仮面を連想させます。
その黒い衣装のせいか顔が晴れやかに見えないなと感じたのですが、今から思うとその時点から彼女の顔は曇っていたのかもしれません。
練習時にはジャンプはだいたい成功していたのですが。

私は、世界選手権と全日本が連覇できればグランプリシリーズや他の試合は捨ててもいいと考えています。
彼女には成績に一喜一憂せず自らの課題に全力で取り組んで欲しいと願っています。
ですので今回の結果はしようがない、とわかってはいるのですが、いざ点数を突きつけられるとやはりショック。
順位は気にしませんが、点数に青ざめてしまいました。

キスクラでの真央ちゃんと佐藤コーチの表情はずっと暗かったです。
今はこんなものさと腹を括れば、あとは開き直って少しは笑って欲しいような気もしますが。
まあそういうキャラではないですもんね。
by honnowa | 2010-10-27 14:21 | パフォーマンス