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by honnowa
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名古屋市博物館で開催中の、日中国交正常化40周年《特別展》『中国王朝の至宝』展に行ってきました。

  公式サイト  http://china-ocho.jp/


展示構成は6つに分けられていて、それぞれ同時代の王朝対決、または都市対決という趣向です。
この見せ方はまるで東博みたいだなと思ったら、案の定東博監修の展覧会でした(笑)


その対決の第1章が、「王朝の曙 『蜀(しょく)』と『夏(か)・殷(いん)』」です。
私は蜀と言えば、三国志の三国時代の蜀しか知らなかったので、もっと古い時代にも立派な文明を持った国家があったことを、今回初めて知りました。

図録によると(P010)
この国家の存在が明らかになったのは、1986年に三星堆遺跡(さんせいたいいせき)で大量の遺跡が発見されたことによるものです。
三星堆遺跡が成都市(現在、四川省の省都)の北方約40kmの広漢市郊外だったのに対し、2001年には成都市の西部で金沙遺跡(きんさいせき)が発見されました。

展覧会の展示品や関連講座を聴講した限りでは、成都市のあたりは中国の他地域に比べ金鉱が多く、遺物には金細工が多いので、5k㎡もの大きさのリッチな遺跡が2001年まで見つからなかったのが不思議なくらいです。
砂漠に埋もれてしまったというならまだしも、成都市は三国時代には蜀の都だったわけですし、その後も町として続いていたのですから、ホメロスの『オデュッセイア』のように何かしらの文献や伝承はなかったのでしょうか。

ともかく今現在は大きく関心が持たれているようで、wikipediaの「成都市」に市徽(訳すと市章)として紹介されている図は、「金製太陽霊鳥文円板(きんせいたいようれいちょうもんえんばん)」(前12-前10世紀)で、展覧会では複製品が展字されていました。
図録には「中国文化遺産のロゴマーク」と紹介されていますが、成都市のHPのタイトルにも使われています。
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by honnowa | 2013-05-18 23:59 | 美術
「平治物語絵巻 三条殿夜討巻」を見たのですが、事件が起きた政局や人物の相関図がよくわからず、ちょっいとお勉強のつもりで久々にNHK大河ドラマ「平清盛」(6月24日放送)を視てみました。

ちょうど信西と藤原信頼が登場し、二人がどういう確執を起していたのか、その頃清盛はどれほど勢力を蓄えていたのか、ライバルの源義朝とはどうなったのか確認しながら興味深く視ていたら、放送の終わりの方で、清盛が信西に「(大願成就のために)熊野詣に行って来い」と言われたところで、三条殿夜討の直前の状況だったことがわかりました。
そして次回放送はまさにその三条殿夜討。
これは次週も必ず視なくては♪

さてクーデター三条殿夜討(信西襲撃・上皇拉致)が起きた背景を、大河ドラマに沿ってまとめると、
・清盛は武士の世を作るために武力だけでなく、信西と盟友となり知力と経済力も持ち、朝廷での地位も上げていく。
・一方の源義朝は武士は武力で勝負するものとの信条を守るゆえに、清盛との差が開いてゆきジレンマに陥る。
・後白河上皇の寵愛を受け藤原信頼はトントン拍子に出世するが、ついに近衛大将の位を望むにあたり、同じく後白河上皇の元で権勢を振るっていた信西と確執が生じるようになる。
・藤原信頼は源義朝に信西の首を討ち取るよう誘う。
・清盛が熊野詣に都を留守にした時に、クーデターが起される。


≪参考サイト≫

名古屋ボストン美術館のオリジナル公式サイト

公式サイト(巡回先共通)

「大河ドラマ平清盛」公式サイトより 「カウントダウン平治の乱」
(カウントダウンと言うのはどうよ?)
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by honnowa | 2012-06-25 22:00 | 美術
今日は名古屋ボストン美術館で開催された「ボストン美術館 日本美術の至宝」展に行ってきました。

私が長年待ち望んでいた展覧会だったのですが、それが100%どころか120%の素晴らしさで実現し、興奮と喜びで感無量です。
そもそも私が名古屋ボストン美術館の会員になったのも(なかなか好みの展示が少ないにもかかわらず会費をせっせと払い続けたのも)、「吉備大臣入唐絵巻」の里帰り展示を期待してのことで、アンケートを求められる度にその事を書いて来ました。
ついに私の希望を叶えてくれたわ!という訳ではないでしょうけど、本当に書き続けてきて良かった~

今回の展示は「平治物語絵巻 三条殿夜討巻」とのセットの公開で、こちらも美術書で見て迫力かつ詳細な描写に目を奪われたことがあったので、この機会に同時に観られるとはなんたる幸せ。

当初私のお目当てはこの2つの絵巻物だったのですが、会場ではさらに度肝を抜く作品が待ち構えていました。
それが世界初公開の(と言っても先行で東博で公開されましたが)「雲龍図」(曽我蕭白)です。
大きさといい迫力といい他の作品の記憶が飛んでしまうほどのインパクトでした。
襖8面の大きさなので、展示室の中央に置かれたソファーからでなく反対側の壁から引きで鑑賞したかったのですが、そちらもガラスケースで屏風が展示されていたので無理でした。
平日、人の少なそうな日に行くしかありません。
でもこの「雲龍図」は真近で部分部分をクローズアップで観ても凄かったです。


≪参考サイト≫

名古屋ボストン美術館のオリジナル公式サイト

公式サイト(巡回先共通)
 
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by honnowa | 2012-06-24 22:18 | 美術

『ボールペン画作品展』

昨日28日は、知人のNさんが参加しているボールペン画教室の作品展を観に行きました。
以前も観に行きましたが、市販の普通のボールペン1本で、ここまで描く根気と集中力にひたすら感心・感動しました。

c0100148_21353799.jpgボールペン1本だけでもお一人おひとり画風が違うのが面白いです。
また画題の選び方にも個性が出ていました。










c0100148_21384722.jpg講師の方の作品を接写で撮ってみました。
実物大なのですが、この細かさ!

どうしてこれだけ根気が続くのか、Nさんとお仲間のAさんのお話を伺ったところ、お二人とも興味のあるものを題材に選ばれ、それについてあれこれ想像をめぐらせながら描いておられました。
そういう思い入れのあるものをテーマに選ぶのが、集中力を絶やさないコツのようです。









c0100148_214632.jpgNさんの作品『2500年前・人面土器』
知らない方から質問を受けたりと、愛嬌とインパクトで彼はなかなかの人気者でした。

ところでNさんへ
彼はどこで発掘されて、今はどこで展示されているのでしょうか。
ニュース検索してみましたが、見つけられませんでした。
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by honnowa | 2009-06-29 21:54 | 美術

『本願寺展』 2

もう一度『本願寺展』(名古屋市博物館)に行って参りました。

講演会「浄土真宗の絵伝と絵解き」を聴講。
小山先生のお話のおかげで、親鸞聖人の生涯を表した絵伝を興味を持って鑑賞することができました。


《関連記事》

  「『本願寺展』」 (09/04/26)
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by honnowa | 2009-05-05 23:45 | 美術

『本願寺展』

26日は『本願寺展』(名古屋市博物館)を観に行きました。
まずは体験教室で「金ぱくはりにチャレンジ」
展示では、国宝『三十六人家集』がなんといっても素晴らしかった。
これまでも美しい料紙に書かれた物を観たことはありますが、保存状態や展示室の照明具合で、かつての輝きを想像して補っていました。
本願寺の物はそんな必要もなく、墨の色も濃く、平安時代に制作されたものとは思えないほどきれいでした。
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by honnowa | 2009-04-26 23:54 | 美術
昨日は、愛知県美術館の『2008年度第5期所蔵作品展』を観てきました。
歳を取ったせいか?企画展と併せて観るとキツイので、近場は分けて観るようにしようと思いまして。
それと木村定三コレクションも、じっくりと鑑賞したかったのです。

そのコレクションからは、文人画系列の近代の日本画が展示されていました。
今ここで「日本画」という言葉を使いましたが、近代までは掛け軸が標準の飾り方なので、展示も軸装です。
わたし自身は「日本画」という言葉に、現代の額装されたパネル状のものをイメージしてしまい、この言葉を使うのに一瞬戸惑ってしまいました。

さて展示には小川芋銭(おがわ うせん)が6点ありました。
芋銭をじっくり観るのは初めてですが、なかなかいいなと思いました。
彼の絵がいいと思えたのは、わたし自身が自然の愛護会に参加するようになり、自然の豊かさや美しさの味わい方を知るようになったからだと思います。
『若葉に蒸さるる木霊』は、パッと観たところ妖怪が描かれ不気味なのですが、日本の自然というものは、木立や川や岩が持つ気配を具現化すると、なるほどこのようになるのだろうと納得します。
キャプションによると、芋銭は「山水における自由の象徴なる水魅山妖(すいみさんよう)」と称しています。

一方では『登竜門』 『ニ鳥捕捉』はやんちゃな河童の戯画ですし、『桃花流水送漁夫』は遥かな峰から流れるゆったりとした大河をのんびりと漁夫が舟を漕いていて、その舟の後を桃の花びらを列になって流れている図です。河の両岸には桃の木の並木が続いていて、なんとものどかな春の風情です。

不染鉄は2点です。
『南海之図』 『南海の嶋』ですが、ともに波の描き方が見事でした。
キャプションによると「墨と水が紙にしみ込む速さの差を利用し」ているそうです。

村上華岳 『菩提樹下静観之図』
仏画は他にもありましたが、仏様の穏やかなお顔と、明るいグレーで描かれた樹木の枝葉が、清浄な空間を作っていました。

日高昌克(ひだか しょうこう) 『春暁』
この絵に好感が持てたのも、やはり自然の愛護会に参加して、自然への愛着が磨かれてきたからだと思います。
緑が萌えてきた山腹、木立、原の間に池が見えて、全体的にすこし霞が掛かったような穏やかな風景画です。
なんということもない景色なのですが、春の進んだHaの市民緑地の尾根と下湿地を北斜面から望む景色を彷彿とさせ、わたし個人は気に入ってます。


《参考サイト》

  フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より 『近代』

  『御坊市』より 『御坊ゆかりの先人たち 日高 昌克』  (http://www.city.gobo.wakayama.jp/gobo/1120ka/kyoudono_ijin/senjin_doc/5.html)
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by honnowa | 2009-03-08 11:30 | 美術

『田渕俊夫展』

c0100148_21584676.jpg

昨日は『田渕俊夫展』(名古屋栄三越)を観てきました。
わたしがこれまで観たことがある田渕さんの作品は、墨の輪郭に緑色の彩色で植物を描いた作品群で、端正で美しいのだけど、少し寂しい絵という印象でした。
今回は人の勧めもあり行って来たのですが、一服のおいしいお茶をいただいたような清々しさを味わってきました。
田渕さんの作品をまとめて観るのは、今回が初めてなのですが、上記のような画風ばかりでなく、同時にさまざまな描き方にもチャレンジされておられますし、好みの絵を見つけることもできました。
何事も先入観を持たずに観るものですね。

圧巻は墨のみで描かれた永平寺や鶴岡八幡宮の襖絵でした。
田渕さんらしい端正さと繊細さが大画面にダイナミックに展開されています。
よかった~
沿って歩くと深い木立の中を散策しているような気分になれました。
月が描かれている絵では、天に昇る本物の月を眺めているようかのようでした。

襖絵らしい自然のものを描く一方で、新しい表現方法や現代的なモチーフにも挑戦されているのが面白かったです。
例えば2000年には、大通りを夥しい数のオートバイが疾走する現代のベトナムらしい光景を描いた作品があります。
場内のビデオで紹介されていたお話ですが、その絵のオートバイ群を描くために新しい技法を編み出し、また敢えて色を付けずに墨のみで描きました。
その絵が好まれるかとか、田渕さんらしいかとか絵の評価については意見が分かれるところだと思いますが、そのモダンな絵をきっかけに、色彩を付けずに墨のみで表現することに目覚め、襖絵の墨絵につながっていったということですから、何事もやってみるものですね。
人生は一生勉強だと感じ入りました。

さて、わたしが気に入った作品は『春もよい』(2007年)、『熱砂の道』(1999年)、『出港』(1996年)など、暖色系の色彩豊かな作品たちでした。

名古屋展は終了しましたが、3月20日より福岡展が行われます。
詳細はこちらをご覧ください。

  『NHKプロモーション』より 『画業40年 東京藝術大学退任記念 田渕俊夫展』
    
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by honnowa | 2009-02-24 22:09 | 美術
c0100148_14464073.jpg先月の12日は名古屋市美術館で行われている『モネ「印象 日の出」展』の関連の講演会に行ってきました。
講師は大原美術館館長の高階秀爾先生です。
高名な先生ですし、しかも先着順とあって、当日は大変な混雑ぶりでした。
このごろの美術講演会やギャラリートークは混むんですよね。
定年を迎えて時間に余裕のできた方々がご夫婦連れで、という姿を多く見かけます。
世間の美術を愛好する傾向が強まるのはいいことですね。
でも講演会の競争率が高くなりそうです。
いや、それでもいいことですよ。





講演では特に色彩について、わかりやすく解説してくださいました。
色と光の3原則とか初歩的なお話ばかりだったのですが、本で読むのと違い、先生が話されると、ああ、なるほど、とあらためて気づかされることが多くありました。
幾つか挙げますと、
・従来の絵画では影は黒かった。白から黒の間の色を加えて明暗をつけた。
 印象派たちは画面を明るくするために陰影をつけなかった。または影にも色があることに気
 づき、灰色をやめてブルーなどにした。
・色は混ぜると黒くなる、暗くなる。
 印象派たちはパレットで色を混ぜずに、色を画面上に並べて、目が色を混ぜて見るように
 した。
・ある部分に赤味がほしい場合、色を混ぜないので、隣に赤色を並べて置くことになる。よっ
 て形が崩れやすい。だから形がないもののほうが描きやすい。
 印象派が水面や大気や雲などを得意としたのは、そういう技術上の理由もあるのですね。

印象派たちが絵具を混ぜないようにするために行った、筆のタッチを残す塗り方を筆触分割としたのに対し、従来のアカデミックな描き方は、筆の痕を残さないようにし、それが上手な絵ということになっていました。

ここで先生は例としてダ・ヴィンチの『モナ・リザ』をスライドで拡大して見せてくださいました。
77cm×53cmしかない『モナ・リザ』の目元や口元部分だけを、2畳ほどに拡大したのですが、まったく筆跡がない。
印象派以降のタッチのある絵に慣れている目からすれば、それはそれであらためてレオナルドの凄さを知ることになりました。
逆に印象派たちは、そういうことをしなくても絵=美は成立することを証明したということになるでしょうか。


アカデミックな画家たちも、宝石の輝き、食器や果実の光沢、陽光、松明の炎など、光るものを描くことはできました。
しかしそれは絵の中の一部分です。
背景を暗くしたり、薄暗い室内を周りに描いて、その明暗の対比で、明るいものを明るく見せていました。
印象派の画家たちが行なったことは、新しい技法で、絵全体を外の景色と同じくらいに明るく描いたことです。
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by honnowa | 2009-02-01 14:35 | 美術
昨日は、名古屋市美術館で開催中の『モネ「印象 日の出」展』に行ってきました。

c0100148_850411.jpg今回の展覧会で一番印象に残ったのは、じゃ~ん、図録にCDが付いていること!

内容は、会場で放映されていたモネ縁の土地のきれいな風景の映像です。
モネといえばジヴェルニーの自宅の庭が有名ですが、そのお庭も紹介されています。
長年図録を買い続けていますが、オマケつきは初めてです。
オマケ・・・ ふふふ
すごく嬉しい。
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by honnowa | 2009-01-31 09:02 | 美術