ニュートラルな気づき 


by honnowa
カレンダー

<   2007年 08月 ( 31 )   > この月の画像一覧

ある年表について 2

昨日07/08/30の記事のつづきです。

昨日取り上げた年表「遺伝子解明への道のり」には、2つの図版が載っています。
1つは遺伝の法則を発見したメンデルの肖像画、もう1つは模型を間に挟んで写るワトソンとクリックです。
模型はDNAの二重らせんモデル、そして二人はこの功績により、1962年、ウイルキンスとともにノーベル生理学・医学賞を受賞します。

この本は生物学の歴史の本ではなく、あくまで生物の教科書を目指した本のなで、本文中にも学者の名前はほとんど出てきません。
430ページのうち、たった1ページの年表であり、たった2枚の学者の写真なのです。
つまりワトソンとクリックはメンデルと並ぶほどの功労者という位置づけなのです。

年表には以下のように記されています。

  1953年 ウイルキンズ、フランクリンが撮影したDNAのX線回折写真をもとに、ワトソンと
  クリックが、DNAの二重らせんモデルを発表する。

たったの1センテンスに4人の名前が登場します。
そして上述したとおり、このうち3名がこの功績でノーベル賞を受賞します。
ではどうしてもう一人のフランクリンは受賞できなかったのでしょう。
この一文の裏には激しいドラマが隠されているのです。

このドラマについては以前読んだ本『生物と無生物のあいだ』にもページを割いて取り上げられていました。 (07/07/20の記事参照)
そして同じ著者の監訳で、『ダークレディと呼ばれて 二重らせん発見とロザリンド・フランクリンの真実』という本も出ています。
[PR]
by honnowa | 2007-08-31 23:59 |

ある年表について 1

現在、『新しい高校生物の教科書』という本を読み進めているところです。
この本は講談社のブルーバックス高校理科教科書シリーズの1つですが、教科書検定に合格した正規の教科書ではありません。
ただし「はじめに」を読むと、「有志が集い、教科書検定の枠にとらわれずに具体的な教科書づくりをした成果である」とあり、「すべての高校生に読んでもらいたい、学んでもらいたい理科の内容をまとめたもの」となっています。
目次をみても
  ・ 第1章 生命の誕生と進化
  ・ 第2章 細胞の構造とエネルギー代謝
  ・ 第3章 遺伝・生殖・発生
  ・ 第4章 行動のしくみと進化
  ・ 第5章 ヒトのからだと病気・医療
  ・ 第6章 植物のからだと生殖
  ・ 第7章 生態系のしくみ
  ・ 第8章 生物学と地球の未来
のとおりです。

さて、この本の中で1つの年表が図版として載っていました。
それは「1859年 ダーウィンが『種の起源』を著し、進化説が確立される。」、「1865年 メンデルが『遺伝の法則』を発見する。」から「1965年 ニーレンバーグが人工合成RNAを用いて、遺伝暗号の解読に一部成功する。」までの、「遺伝子解明への道のり」というタイトルの年表です。
生物というジャンルも幅広く、細胞の構造というミクロなものから、生態系というマクロなものまで内容は多岐にわたっています。
このジャンルで偉大な功績を残した学者もたくさんいるでしょうし、重要な研究、発見もたくさんあったはずです。
その中で唯一、「メンデルからDNAまで」とう項目にだけ年表があり、具体的に学者の名前と業績が紹介されているのです。
ということは、メイン読者は高校生ですから(といってもかんじんの高校生は、教科書、参考書で手一杯で、ここまで読むのは稀だと思うけど・・・)、そういう若い人たちに、ここが「生物」の中でも最重要であり、目指すのならここだ、ということをほのめかしているのかな、と感じるのです。
とても回りくどい書き方をしてしまいましたが、現実にそうですよね。
わたしのように「化け学」や「生物」というジャンルにまったく縁のない生活をしている者の耳に入る最新の研究成果というえば、一般の報道にも取り上げられる遺伝子関係くらいですから。

それほど重要な年表の中で、とても気になることがありました。
長くなりましたので、それはまた日を改めて続きを書きます。 

 
[PR]
by honnowa | 2007-08-30 23:59 |

神経細胞の伝達について

昨日07/08/28の記事のつづきです。

ニューラルネットワークを理解するために、『新しい高校生物の教科書 現代人のための高校理科』から神経細胞ニューロンの情報伝達の様子を引用します。 (P202から204)
できればネット検索などしていただいて、生物・神経系サイトと情報・数学系サイトの両方も見比べてください。

   神経細胞は活動電位という電気変化を用いて情報を伝えることができると説明したが、
  神経回路は電気回路とは違って、軸索の末端と、信号を伝達する細胞との間には、シナ
  プス間隙(かんげき)というわずかな隙間が空いている。電気回路であれば、このような隙
  間があれば、電気を流すことはできない。生物はどのようにして、シナプス間隙の前後で
  情報を伝達しているのだろうか。
   実は、シナプスで神経細胞から神経細胞へ信号を伝えるときには、化学物質が使われ
  ている。このような情報の伝え方を伝達という。
     (中略)
   シナプスは神経回路と神経回路を乗り継ぐ「乗換え駅」のような役割を果たしている。軸
  索側の細胞をシナプス前細胞、情報を受け取る側の細胞をシナプス後細胞という。軸索
  の末端には、アセチルコリンやノルアドレナリンなどの何種類かの神経伝達物質を含ん
  だ袋、シナプス小胞が多数存在する。
   軸索の興奮が末端まで伝わると、シナプス小胞が移動してシナプス前細胞の細胞膜に
  接し、そこから、シナプス間隙へ小胞内にある神経伝達物質を放出する。シナプス間隙は
  大変狭いため、神経伝達物質は即座にシナプス後細胞の細胞膜に到達し、細胞膜に埋
  め込まれた受容体タンパク質に結合する。
   シナプス後細胞では、神経伝達物質を受け取ってシナプス電位という微小な電位を発
  生する。しかしシナプス電位は小さいため、1つのシナプス電位だけではシナプス後細胞
  に情報を伝達することはできない。また、放出される神経伝達物質の種類によって、シナ
  プスにはシナプス後細胞を興奮をさせる興奮性シナプスと、反対に興奮を抑制する抑制
  性シナプスがある。シナプス後細胞は、興奮性シナプスと抑制性シナプスから伝えられた
  情報を統合したシナプス電位が、一定値よりも大きくなったときだけ、活動電位を発生して
  情報を伝える。このようにして伝達が起こるため、シナプスで興奮が伝わる方向は、シナ
  プス前細胞からシナプス後細胞に向けてだけであり、反対方向に伝わることはない。動物
  では、こうして電気信号と化学信号を交互に使いながら、刺激を伝えていくのである。

数学モデル上のニューラルネットワークに応用されているのは、「興奮性シナプスと抑制性シナプスから伝えられた情報を統合したシナプス電位が、一定値よりも大きくなったときだけ、活動電位を発生して情報を伝える」という性質です。
[PR]
by honnowa | 2007-08-29 22:38 | 科学と未来

ニューラルネットワーク

きょうは「ニューラルネットワーク」という言葉を始めて耳にしました。

わたしたちの体にある神経やまたは脳がどのように情報を伝達するがご存知でしょうか。
神経細胞であるニューロンの先端にあるシナプスから、化学物質のドーパミンなどを出して、別のニューロンに伝達し、そこからさらに先のニューロンにという具合に伝達されていきます。
「ニューラルネットワーク」とは、そのような動物の神経細胞の働きを、計算機上で表現しようとする数学モデルです。

ちょうど読み掛けの本 『新しい高校生物の教科書 現代人のための高校理科』で、神経細胞の章にさしかかったところだったので、なるほどと思いながら聞きました。
きょうはこの「ニューラルネットワーク」について、簡単に説明したかったのですが、本、資料とも職場に置いてきてしまいました。
ネットで少しでもわかりやすいものを探そうとしたのですが、「ニューラルネットワーク」で調べると、大学の研究室のサイトがまず出てきて、やや難しいのですね。
「ニューロン」、「シナプル」などで検索すると、神経関係のサイトが出てきて、多少わかりやすいのですが、かんじんな部分の記述がされていないのです。
わかりやすく、必要なことがすべて書かれているものというと、実はわたしが今読んでいる本が一番のようです。
明日、本から引用してこの言葉について説明します。

こういう内容ならパス、なんてしないで遊びに来てくださいね~。 
[PR]
by honnowa | 2007-08-28 19:51 | 科学と未来

スイフヨウ

8月最後の日曜日、といっても大人にとっては一週末に過ぎませんが、世間の子供たち同様、わたしも何か研究発表でもしてみましょう。
ということで、以前からやってみたかったスイフヨウの花色の観察をしてみました。

朝、6時40分。
すがすがしい美しさですね。
c0100148_21361067.jpgc0100148_213730100.jpg
















10時40分。
色の変化はほとんど見られず。
c0100148_21421184.jpgc0100148_21423868.jpg
















14時40分。
少し間を空けすぎました。
ケータイ写真ではこの程度ですが、実物はもっと濃くピンク色に変わっていました。
ところで今日は近くの公園に子供たちの姿がありません。
宿題に追われているのかな。
c0100148_21462884.jpgc0100148_21465339.jpg
















18時40分。
日も落ち暗くなり、スイフヨウも萎んでしまいました。
実際はもっと濃い色です。
c0100148_457459.jpgc0100148_4582139.jpg
















翌日、今朝の5時20分。
すっかり萎んで丸くなっていました。
そしてすでに今日の花が開いていました。
c0100148_5265878.jpgc0100148_5271729.jpg
















スイフヨウを漢字で書くと酔芙蓉。
名前の謂われは画像を見ればわかりますね。
フヨウの仲間でも八重の品種なので、華やぎがあります。
わたしの住んでいる場所は、緑は多いものの土質がよくないらしく、樹木類がなかなか根付きません。
フヨウはそういう土地でも大丈夫らしく、たくさん植えられています。
[PR]
by honnowa | 2007-08-27 05:34 | 自然

息は吐いて吸う

ちょっと奇妙なタイトルですが・・・

楽器のリコーダーを吹いていて、息苦しくなってきたので適当な箇所で息を継ごうとしても、息が吸えないときがあります。
肺の中にはまだ空気が入っているが、酸素は消費した状態のときです。
あまりうまく説明できていませんね。
逆に息が継ぎやすいのは、長い音を出した後です。
音を出しながら肺の空気も出して、空になっているので、わざわざ息を吸おうと構えなくても、次の音に移る前にさっと空気が肺に入ってきます。
ところが曲のある状態では、肺の空気をあまり吐けないときがあります。
でも息苦しいので空気を吸いたい。
そんなときはまず息を吐いて肺にスペースを作らないといけません。
短い音の切れ間に吐いて吸ってを行うので、かなり忙しいです。
呼吸ということを言葉で説明するときに、通常は「息を吸って、吐いて」という順番になりますが、実際は逆なのです。
息は吐かないと吸えません。

さて『新しい高校生物の教科書 現代人のための高校理科』 (講談社のブルーバックスというシリーズで、本当の教科書ではありません)の「呼吸のしくみ」という章を読んでいましたら、実は細胞レベルでも同様であることが書いてありました。
人間は酸素を吸い、二酸化炭素を出すと認識されていらっしゃいませんか。
呼吸のメカニズムを化学的に分析すると、まず二酸化炭素を出し、それから酸素を使うのだそうです。
またよくスポーツやダイエット関連の文章で、「酸素を取り込んで脂肪を燃焼する」といった記述を目にしますが、これも実はちょっと違うのですね。
人間は生命活動を維持するのにエネルギーを要し、それは一つはブドウ糖を分解して得ます。
そのとき3つの段階を経るのですが、その第2段階で二酸化炭素を排出します。
第三段階の最後のほうで、これまでの段階で生成されたHと、外呼吸で取り入れた酸素が結びついて水に変化します。
そうなると一般的に物が燃えるとは、炭素と酸素が結びついて二酸化炭素を生成することなので、たとえ「体脂肪を燃やす」という言い方はしても体脂肪と酸素が結びついて、二酸化炭素を出すのではありません。
[PR]
by honnowa | 2007-08-26 06:54 | 科学と未来

蝉の音

残暑はまだ厳しいですが、明け方はめっきり涼しくなりました。
今朝は8時過ぎまで夜鳴く虫の音が続いていましたが、40分頃に大きな木のある北側から、蝉の音が聞こえてきました。
25℃を超えたのでしょうか。
わずかな間だけ南側の虫の音と、北側の蝉の音の競演でした。
夏と秋のささやかなせめぎ合い。
でもまだまだ夏が強く、夜の虫たちはすぐに息を潜めてしまいました。
居住地のスポット天気予報をみると9時の予測では28℃です。
やはり蝉の鳴く目安、25℃の話は信憑性があるように思います。(07/08/17の記事参照)
明日の予測は、26度(3時)、24度(6時)、30度(9時)なので、もう少し注意してみよう。
[PR]
by honnowa | 2007-08-25 08:47 | 自然
きょうは『毎日書道展 東海展』の第一会場を見に行きました。
まあ、覚悟はしていたのですが、やはり作品多い。
最初は一つひとつ見ていたのですが、最後は一壁面単位で眺めておりました。
ふう。

このような書道展に行くのは平成3年以来のことです。
このとき何を思ったかは書き記したものが手元にありますし、記憶を呼び起こしてみても、書は何を目指しているのかなという印象です。
その当時に比べたら、かなり見やすく、人に読んでもらえることを意識しているように思えました。
特に上のほうの先生方の書です。
書の方向性が変化したのでしょうか。

といってもあいかわらず読めません。
書き手は読めるように書いていらっしゃるので、読めないのはひとえにわたしの勉強不足です。それは悔しい。
自分の読み書くレベルを向上させるためにも、もう少しテクニカルに対処できないかなと考えてみました。

・ 一番いいのは漢字の草書を覚えてしまうことでしょうが、書をやるつもりはないし、漢字は
  多いし、これは後回し。
・ ひらがなの連綿をマスターする。
  漢字はむりでも、せめてこれくらいは。
・ 有名な詩、句、和歌は暗記してしまう。  
  文字がいくつかわかれば、結果読めてしまうし、わたしらしい方法かなと思うので。
  
[PR]
by honnowa | 2007-08-24 06:51 | 美術
タイトル    レポート・小論文・卒論の書き方
著 者     保坂弘司
発行所     講談社
発行日     1978年10月10日第1刷発行
         2000年4月20日第3刷発行
Cコード    C0100 (一般 文庫 総記)
内 容     高校生、大学生を対象に、レポート類の書き方のコツを示したもの
動 機     自分の弱点を克服するため
私の分類   勉強
感 想     書き方の要点をお伝えしますと、
  ・ レポートとは「調査報告書」である。
    大学生のレポートの場合は +(プラス)意見、主張
  ・ テーマが与えられても枚数などに制約があるので、すべてを論ずるのは不可能。
    よって自身の関心の深い問題に絞ること
  ・ 資料探し
  ・ アウトラインの設定
      ①基本は「起(前提)、承(発展)、転(転換)、結(結論)」
      ②400字くらいなら「首(前提)、胴(発展)、尾(結論)」
      ③長い場合は① + 叙(補述) 
        新材料などで論を補強する
  ・ 推敲と完成

ところで「推敲」という言葉について、いいお話が載っていました。
みなさん意味はもちろんご存知でしょうけど、謂れまでは知ってましたか。
引用しますと(P152~153)、

  中唐の詩人賈島が、官吏の試験を受けるため長安(ちょうあん)の都にのぼったが、ある
  日驢馬に乗っていて、「鳥は宿る池辺の樹、僧は敲(たた)く月下の門」という詩の文句を
  思い浮かべました。ところがはじめ「僧は敲く」の「敲」の字が定まってきません。「敲(た
  た)く」にしようか、「推(お)す」にしようかと、しきりに手真似をしながら考えあぐねているう
  ち、馬でやってきた大尹(たいいん)韓愈(かんゆ)に衝(つ)き当たってしまったのです。大
  尹といえば郡の長官です。韓愈といえば、当代切っての文章家です。賈島がおわびとと
  もに、夢中になって詩の一語を思案していた話をしますと、韓愈も馬を止めてしばらく考え
  たあげく、それは「敲」の字になさい、といったというのです。これが「推敲(すいこう)」とい
  うことばの起こりですが、賈島が真剣に考え、韓愈が、これまた、身分の距(へだた)りを
  も考えず、無名の詩人のために、ただの一語を時間をかけて検討してやったという、この
  姿に限りなくひかれるのです。いや心打たれるのです。

「一語いちご直し、文章に磨きをかける」
たかがブログですけど、肝に銘じて書き続けていきたいと思います。
[PR]
by honnowa | 2007-08-23 06:05 |

うれしい悲鳴

職場のKaさんが本を貸してくれました。
いまわたしは自分をどうしても本を読まなければならない状況にしているので、ノルマの本が山積みの状態で、人から本を借りるのはキツイ状態ではあるのですが、ありがたく笑顔でお借りすることにしました。
断るとその人とこういう話題自体ができなくなってしまうでしょう。
いまの職場は本好きな方と音楽好きな方が何人もいるので、そういう話題ができるのが嬉しい。
さらに美術好きの人も何人もみえてごきげんです。

今回貸してくれたのは『新しい高校生物の教科書』という講談社ブルーバックスの本です。
でもKaさんのメイン読書は日本人作家のミステリーで、内田康夫、山村美紗、西村京太郎、夏樹静子あたりを、わたしに読ませたがっている様子。
でもこれらの方々、おおかたドラマで観ているし、わざわざ読まんでも・・・ なあんて。
ドラマのほうが京都や温泉観光も目で楽しめて、いいじゃないですか。
代わりにわたしからはディック・フランシスを勧めました。

Kaさんがまた別の本を持ってきてくれました。
断らずに、まだ1冊目が読めていないから、もう少し後から貸してと頼むと、他の方へ回してくれました。
昨日までにまず自分の手持ちの本を片付け、昨日のお昼からKaさんの1冊目に取り掛かってます。

ムム、結構難しいぞ。 (P28より引用)
  [問1] 次の生物のうち多細胞生物はどれか。
    ①アメーバ  ②ゾウリムシ  ③大腸菌  ④ミジンコ  ⑤ボルボックス

すべてについて、まったく形が思い浮かびません。
[PR]
by honnowa | 2007-08-22 05:46 |