ニュートラルな気づき 


by honnowa
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<   2007年 06月 ( 30 )   > この月の画像一覧

ようやくこのシリーズの最終回です。
(展覧会のほうがとっくに終わっているというのに)
最後を締めるのは鈴木其一です。
展覧会で絵を観た瞬間にブログに何を書こうか決めていたのに、いざ調べだすととんでもない大テーマだったことがわかり、後回しにずらしてついにエンディングを飾ることになってしまいました。
でも今日ここに書くのはとりあえずの、ほんの端切れです。
其一から酒井抱一、尾形光琳、俵屋宗達へとさかのぼる、江戸琳派調べの端緒になってしまったからなのです。

  『群鶴図屏風』(図録№101)  鈴木其一(すずききいつ)
    http://d.hatena.ne.jp/jakuchu/20060701/p1


この絵を観て、加山又造がこんな絵を描いていなかったかしら?と思った人、手を挙げて。
は~い。
流水の描き方が、光琳の『紅白梅図屏風』みたいと思った人は?
は~い。
わたしのように思った方、本当かどうか一緒に検証しましょう。

まず加山又造の画集を観てみます。
『群鶴図』ありました。
1988年(昭和63年)の作品です。
背景はプラチナ箔無地、丹頂鶴が左隻、右隻、それぞで十数羽づつ描かれています。
ごめんなさい、こちらの画像みつかりませんでした。
わたしが見ている本は『現代日本画[11] 加山又造』 (学習研究社) で、『自作によせて』と題して加山氏ご本人のコメントも収録されているので、この絵についての文章を一部引用しましょう。

   丹頂鶴の白と黒の鮮やかで単純なコントラストの中に、紅の一点はいかにも美しく、日
  本人の美感覚に非常に合致している。
   江戸時代、酒井抱一に真鶴のなかなか美しいコンポジションの群鶴図がある。私もいつ
  かは、群鶴図を丹頂鶴で描いてみたいと思っていた。

ここで酒井抱一の名が出てきました。
では加山又造が参考にした抱一の『群鶴図』とはどんな絵でしょうか。
その二曲1隻の屏風は現在、アメリカ東部のウースター美術館が所蔵しています。

 『Worcester Art Museum 』様 『Japaneas Art 』より 
    酒井抱一 『群鶴図屏風』


残念ながら英語なので、この絵についての説明ができません。
そこでこの抱一の絵が出展された名古屋市博物館の『特別展 琳派  美の継承──宗達・光琳・抱一・其一』 (平成6年4月23日~5月22日)の図録の解説をお借りします。

  鶴の群れを横一列に並べる光琳落款の六曲一双屏風がフリア美術館などにあり、本作
  品の図様は、それからの左隻中央部を反転したものにほぼ等しい。羽毛や顔などの描き
  方も光琳周辺作に忠実であるが、本作品で目を奪うのは、個々の描写の美しさである。

さてそこで今日取り上げたプライスコレクションの其一の絵に戻りますが、図録の解説には次のような記されています。

  琳派における型(パターン)の継承とその変装が見出せる作品である。真鶴の図案化した
  姿態を横に一列に並べる作品は、光琳が生み出した作品として、中野其明篇『尾形流百
  図』やフリア美術館のものにみられ、ウースター美術館所蔵の作品で知られるように師の
  抱一も試み、其一も写し継いだ。しかし、従前の鶴図と比べれば、鶴の羽や水流にみられ
  るように、色調を明るくして、鶴の形もより引き締まったものとなる。明快な形と色調を強調
  する其一の変奏がなされているといえよう。

では最後にフリア美術館の光琳の絵と観くらべてみましょう。
 
  『フリア美術館』様 『Japanese Art 』より 尾形光琳 『群鶴図屏風』

ちょっとだけ自慢してもいいでしょうか。
フリア所蔵の光琳の絵ですが、画集を何冊観ても図版が載っていませんでした。
その割には研究する上での資料的価値が高いとみえて、解説にはほぼ引き合いに出される絵なのです。
今回フリアのサイトで直接画像を探すことができましたが、サイト内検索で探せず、1700点以上もある日本美術コレクションのサムネイル画像をチェックして見つけました。
わたしってエライなあ(と自分を誉めよう)。
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by honnowa | 2007-06-30 05:05 | 美術

昔の絵師が描く犬

昨日の記事のつづきです。

  『白象黒牛図屏風』(図録№19)  長沢芦雪(ながさわろせつ)
    http://f.hatena.ne.jp/jakuchu/20060628095933


きょうは拡大図のほうにリンクを張りました。
拡大図上の屏風、黒牛の真ん中ですっかり安心しきっている、なんともなさけない座り方のわんちゃん。
アップを載せましょう。
c0100148_626768.jpgこの顔は犬というよりも、ごまちゃんでしょ! (『少年アシベ』という漫画に登場するキャラクター、ゴマフアザラシの赤ちゃんの名前。いまその続編は『COMAGOMA』というタイトルなのね)
それにしても長沢芦雪という人は、あの円山応挙の弟子で応挙の名代を務めるほどの実力の持ち主なのです。
にも関わらず、なんで犬描くとこうなっちゃうの?

以前から不思議に思っていたことですが、わたしは昔の日本画でかっこいい犬を観たことがないんですよ。
猿や鳥があれほど巧みに写実的に描かれるのに、なぜ一番身近な犬や猫がこうも漫画チックなのでしょう。
猫はまだデフォルメが行き届き、写実であるかどうかは別にして絵として面白いのですけど、犬はそうともならず、いまどきのヘタウマが売りのギャグ漫画を観ているようです。
それがよくない、ということではなく、その画家本人の画風や当時の日本画の形式と較べるとギャップがありすぎて、どうして犬だけ?と首を捻らざるをえません。

そこで他の画家の犬の絵も探してみました。
まず若冲ですが、写実の人と言われあれほどの鶏を描いた画家です。

  『京都国立博物館』様より 伊藤若冲 『百犬図』

画像をクリックすると大きくなります。
ただしここで紹介されている画像はこの絵全体の下1/4の部分です。
かわいいですよね。
でもこれって耳が丸くたれた猫でしょう?

『若冲と江戸絵画』展にはこんな犬の絵も出展されていました。

  『美人に犬図』(図録№24)  山口素絢
    http://f.hatena.ne.jp/jakuchu/20060507135533


・・・・・・
どの絵も味があっていいんですけど、ふつうの犬の絵ってないのかしらん。
身近すぎて思い入れがありすぎて、客観的に描けないのかなあ。

それでやっと見つけ出したのが、酒井抱一の『双狗図』と『洋犬図絵馬』でした。
かわいいのだけど、りりしくて、わたしが思うところの犬らしい絵です。
『双狗図』は前掛けをした黒と白の狆が2匹の絵、『洋犬図絵馬』は絵馬に洋犬が、それこそ西洋画に描かれる犬のようにりりしく描かれています。
残念ながらGoogleで画像みつかりませんでした。
自力で画集などで観てください。
参考までにわたしが見た本は、『日本の美術』第186号 至文堂 昭和56年11月15日発行です。

やっぱり描こうと思えば、描けるじゃないですか。
だったらなおのこと、何で?
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by honnowa | 2007-06-29 06:01 | 美術
  『白象黒牛図屏風』(図録№19)  長沢芦雪(ながさわろせつ)
    http://d.hatena.ne.jp/jakuchu/20060628/p1


リンク先から拡大図までたどってくださいね。
六曲一双の屏風です。
縦 155.3、横 359.0の屏風が2隻、左右に並ぶのですから、展覧会場で観たときは圧巻の一言でした。
しかもその大画面を全面に使いながら、描ききれずに端が切れた形で座った牛と象が描かれています。
大胆不敵な描き方ですね。
展示室の一壁をまるまる占領した屏風を眺めながら、当時は(どんな所有者の)どんな建物に飾られていたのだろうと思いました。
その絵が美術館という、高い天井と絵を飾るための何もない壁面を持つ建物に展示されているのがあまりにぴったりだったからです。
江戸時代の建物は狭く、天井が低く、これほど大きな屏風を二隻も並べるスペースがあったのでしょうか。
またご覧のような構図なので、間近で鑑賞するタイプの絵でもありません。
少し離れたところからその迫力を楽しむ絵だと言えます。
広いスペースのある場所というと、お寺とか、お城とか、大名屋敷・・・
ただ図柄が奇抜すぎてちょっとどの場所にもそぐわない感じがします。
他の調度品とも合わないだろうし。

4月の記念講演で山下先生が面白い説を披露されました。
最初から全部広げて飾っておくのでなく、客人がきたら折りたたんだまま取り出す。
まずそれぞれの屏風の真ん中の部分を広げる。
右隻は白い壁、左隻は黒い壁になにやら小さな白い仔犬。
なんですか? これ?
と唖然とする客人を尻目に、また少し屏風を広げる。
右隻上部にひょうきんそうなカラス、左隻でようやく動物の後ろ足部分とわかる。
そして最後に象と牛の迫力ある顔の部分を広げて、
客人をさらに驚かす。
という趣向ではないか、とのこと。

こんなことするのは僧侶や殿様ではなく、当時の目新しいもの好きで、悪徳ではないが、商魂たくましく一代で成り上がった大金持ちの越後屋かなあ。
越後屋って特定の個人でなく、ただ商人とか大旦那というよりもイメージ湧きやすいでしょう。
きっと金貸し問屋で、店構えや自分の身なりはふだんは地味にしているんだけど、すごい実力者で、大名家にもお金貸してて、それからなかなかの風流人で俳諧を趣味にし、自宅には常に旅の俳諧師や絵師が逗留している。
この屏風は大きすぎて自宅で広げる場所が無いから、俳諧仲間の坊さんに預け、大事なお客や、俳諧の師が出向いてくる大きな会があるときなどに、お寺の本堂にどーんと飾らせ、「ちょっと面白いものが手に入りましてな」などと言いながら、お客の驚きの声を澄まして聞いて悦に入る。
こういう場面をわたしは想像するのですけど、いかがかしらん。
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by honnowa | 2007-06-28 21:21 | 美術

名作を語りで聴こう

昨日の記事に続いて音読の魅力についてです。

わたしは普段何かをじっくり聴くということはありません。
音楽を聴くのも「ながら」ですし、ラジオもあまり好きではないですし、根っから活字病ですから文字を読み書きするのが専らです。

さてそんなわたしでも朗読を聴いてたいへんに感銘を受けた経験があります。
昔のことになりますが、車を運転中、なにかもの寂しくなりラジオをつけたのです。
好みの音楽がなく、適当に周波数を替えていたら、男性の落ち着いた語りが流れてきたのでそのまま聞き流していました。
その不思議な朗読は、ニュースでもなく、ラジオドラマでもなく、淡々としながらもそっけないわけでもなく、いい声だなあと思いながらしぜんに引き込まれて聴き入ってしまいました。

番組終了時わかったのは、それは教育ラジオの高校生の国語の講座で、読んでいたのはNHKのアナウンサー、読まれていたのはリルケの『ロダン論』より、ロダンの作品『カレーの市民』について描写している部分でした。

当時リルケ、ロダンの名前は知っていても作品については何も知らなかったのですが、アナウンサーの穏やかな語りにも関わらず、リルケの『カレーの市民』への陶酔が伝わってきて、どうしても『カレーの市民』がどんな作品か、そしてリルケの『ロダン』論を読みたくなったのです。
そして図書館に行き、『カレーの市民』をはじめロダンの作品集に目を通し、解説も読み、リルケの『ロダン論』を借り出し、その後はリルケの詩集を読み、精神病理学者が書いたロダンの愛人だった女流彫刻家カミーユ・クローデルのことまで続けざまに読んでしまいました。
(カミーユはロダンの助手(代作レベル)を務めるくらいの腕前で、しかもすごい美人なのですが、かわいそうにロダンとの確執から発狂してしまい、当時彼女のことを調べようとしたら美術評論家の書いた芸術家としての本がなく、こういう本を読むことに)

こういう体験がきっかけで芸術家論や作品論を読むようになり、いまでも『読書日記』のブログとうたいながら小説が滅多に登場しないブログを綴っているわけです。
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by honnowa | 2007-06-27 06:33 |
昨日の記事のつづきです。

漱石の『草枕』を音読しているうちに、プロの上手な朗読を聴きたいと思い調べてみました。
いまは朗読のCDやサイトでダウンロードできるものなど、さまざまあるのですね。
でもさらにてっとり早い方法を提供されているサイトをみつけました。
ブログで朗読を公開しているのです。
ダウンロードもできますが、直接ブログから聴くこともできます。
さっそく紹介しましょう。
いくつかに記事がわかれているのでどこにしましょうか。
やはり冒頭の有名な部分にしましょう。

  『朗読【名作をよむ】TEDの声』様の 『「草枕(1)」夏目漱石』

素敵ないい声ですね。
プロフィールを拝見すると、もともとマツダにお勤めだったという意外な経歴の方でした。
こちらのサイトではまだ途中までしか公開されていないので、全部を聴きたいのなら朗読CDがあるます。

  『あいぶんこ』のオーディオブックより

  『新潮社』のCDより
  
優れた文章をよい朗読で聴くというのはとても魅力があります。
それはその作品を書いた作家本人が作品への思いをインタビューなどで語るのを聞くくらいの説得力を持ちます。
もちろん音読を聞くというのは時間を要することなので、なかなか日常できることではありません。
でもさわりを少し聴くだけでもいいと思うのです。
家事の合間にふと鳥の鳴き声に耳を傾けるという感覚で。
わたしも実際にふだんの生活で音読をまともに聞いたことはありません。
でも今回自分が草枕を音読してみて、あらためていいなあと思いました
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by honnowa | 2007-06-26 05:21 | サイト
タイトル    草枕
          (集英社文庫 『夢十夜・草枕』所収)
著 者     夏目漱石
発行所     集英社
発行日     1992年12月20日第1刷
         1994年6月5日第3刷
Cコード    C0193 (一般 文庫 日本文学、小説・物語)
内 容     画家を主人公に非人情主義の芸術論を展開する小説
動 機     作中に若冲や黄檗山の書のことが触れられているので     
私の分類   勉強
感 想     展覧会『若冲と江戸絵画』展のブログ記事を綴る中で、『草枕』を引用したの
  で、中篇ですし、全文読み返してみました。
  漱石の説く「非人情」という考え方は、「人情がない」ではなく、「人情を超えて美を求める」
  と捉えればいいのでしょうか。
  そして人情を超える美を掴むには現実世間から逃避はしないが、現実生活の中でどれほ
  ど俗を捨てるか、また俗を捨てて美を掴むには非人情になるしかない、ということかなと理
  解しました。
  それにしても日本を代表する知性が書いた古今東西の芸術を引用駆使しての文章なの
  で、読むのはなかなか難儀でした。
  何からの出展かもう少しわかるようにならないと、すらすら読めません。
  もっと勉強していつか再読、チャレンジします。

さて内容を理解するのは難解だったのですが、文章自体は案外楽しく読めました。
会話部分は落語調ですし、地の部分、多彩な引用を駆使して芸術論を展開している部分は、知らずしらずに声に出して読んでいました。
流行の『声に出して読みたい・・・』系の本に触発されたわけでなく、目で追って読むには内容が難しくて頭に入りにくかったからなのです。
ところが声に出すととても調子がよい。
リズムがよくて、止めたくなるほど心地よいのです。
あの有名な冒頭を思い浮かべると想像がつくでしょう。
これはぜひプロなど、上手な方の朗読を聴きたいと思い調べてみましたら、ありました。
朗読についての情報は明日紹介することにします。

さて最後に作中何度も登場するイギリスラファエル前派の画家 ジョン・エヴァレット・ミレイ(『落穂拾い』のミレーではないですよ)の『オフェーリア』という絵を紹介しましょう。
印象深い美しい絵です。

  フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より 『ジョン・エヴァレット・ミレイ』
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by honnowa | 2007-06-25 11:00 |
先日、「species 」という単語を調べるためにネットの英和辞典を利用しました。
このブログのサービス会社が運営する『excite 辞書』を引いてみたらびっくり。
検索結果のリンクを張りましたので、どうぞご覧ください。

  『excite 辞書』の『新英和中辞典 第6版 (研究社)』より 「species 」の検索結果

発音記号の右にスピーカーのマークがついてますでしょう。
クリックすると、「Windows Media Player 」が立ち上がり、音声が聞こえます。
ここまでやっちゃうんだ、しかも無料で。

以前にもお伝えしたとおり (07/05/29の記事参照)、『excite 辞書』には、ほかにも国語や中日があり読書系文章ブログを綴るものとしては大助かりのサービスなのです。
これに欲を言えば、伊日、独日辞書が加わってほしいなあ。

リコーダーを習っているのですが、楽譜に音楽用語でない単語の指示がついていることがあって音楽辞典を調べても載っていないのですね。
先生に伺えばわかるのですが、レッスンに行く前の事前練習のときにどうしようかなと思って、ネットを駆使していろいろ調べてみるのです。
そうすると辞典でなくまったく関係のない意外なところでひょっこり意味がわかり、それはそれで面白いのですが、時間のないときには早く調べたいので。
いずれそのうちに世界中の言語がネットで簡単に検索できるような時代がくるのでしょう。
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by honnowa | 2007-06-24 09:02 | 科学と未来
c0100148_22532767.jpg07/06/04の記事で左の松ぼっくりを紹介しましたが、これの正体がわかりました。
大王松(ダイオウショウ)という名の北米原産の松の木のものでした。
右は普通の日本の松ぼっくりですよ、念のため。



それでどうしてわかったかというと、職場のすぐ近くの公園に木が生えていたのです。
しかも十本も。
あれれ?
職場ですごく盛り上がったんですけどね。
絶対に外国産だよ、とか。
アメリカのヨセミテ公園のセコイアの木になってるんじゃないのぉ?とか。
いや、鹿児島の桜島で見た、今度出張したら証拠写真撮ってくる、とか。
・・・・・・
謎が解けたのは嬉しいんですけど、ありがたみというか、希少価値が・・・
聞けばけっこうあちこちにあるらしく、市内の小学校にものすごく大きな松ぼっくりがなる木が生えているのだとか。

職場の近くのものは、頂戴したものほどの大きさはありませんが、それでも日本の松ぼっくりよりはるかに大きく、頑丈そうです。
松ぼっくりだけでなく20センチをゆうに越す松葉も下にたくさん落ちていました。
お昼の散歩のついでについ拾ってしまうので、わたしの机の上には7個ほどの松ぼっくりがネイチャーランドを形成し、職場の笑いの種になっています。
いつでも拾えるので、こうなったらいろいろ手を加えて遊ぶのがよいですよね。
何しようかな。

さてダイオウショウについて詳しくはこちらをご覧ください。

  『岡山理科大学 総合情報学部 生物地球システム学科 植物生態研究室(波田研)』様
    のホームページより 『ダイオウショウ』


こちらのサイト、もう何度リンクを張らせていただいたかわかりません。
Google検索するとたいていトップか数位以内に登場しますし、専門家ですから内容も信頼できますし、しかもリンクフリーというありがたさ。
断っておきますが、リンクフリーではあっても著作権等はきちんと規定していらっしゃいます。
本来ならばリンクの連絡をするのが筋ですが、大学の研究室にわざわざ連絡するのも・・・
それにリンクについては連絡要求の文言がないので、それに甘えて遠慮なくリンクさせていただいております。
でもどこで誰が見ていらっしゃるかわからないのがネットの世界なので、この場を借りまして一言御礼申し上げます。
波田先生、ほんとうにありがとうございます。

さて先頭の写真ですけど、職場ではモリゾーとキッコロみたいと言われてます。
2005年に行われた万博、愛・地球博のマスコットのことです。
他県の方には信じられないでしょうが、こちらでは万博のことがいまだに過ぎ去った過去の話になっていないのですよ。
いまでも結構話題に上りますし、モリゾーとキッコロもイベント応援のため森から時々出てきて働いて?います。
えらいぞ! モリゾー、キッコロ。
わたしですか?
は~い、万博には4回行きました。
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by honnowa | 2007-06-23 06:01 | 自然
次の2点は表装が素敵だったのです。
でも図録では掲載が省かれてしまうんですよね。

  『二美人図』(図録№73)  伝喜多川菊麿
    http://d.hatena.ne.jp/jakuchu/20060601/p1


拡大図のほうは絵の周りの一部だけ、表装が載っていました。
ぜひリンク先から拡大図をたどってくださいね。
中回し(ちゅうまわし) は画中の美人が着ていそうな着物の裂が使われていました。
拡大図の右上になにやら金色の太い筋がわかりますか。
ここは金糸で「花」という文字が刺繍されているのです。

  『鯉魚図(りぎょず)』(図録№86)  椿椿山(つばきちんざん)
    http://d.hatena.ne.jp/jakuchu/20060608/p1


こちらも拡大図にほんの僅かですが表装の裂がついてますので、リンク先からたどってくださいね。
この絵を観ますと、淡く水草が描かれているだけで、水を表すものが何も描かれていません。
でも鯉魚図とは鯉の滝登りのこと。  (07/04/28の記事参照)
とうぜん滝なり、勢いのある水流を描くのが常套なのですが、この絵にはありません。
そして鮮やかな光沢のある青地の表装の裂に水色の水紋が織られているのがわかるでしょうか。
こちらは中回しだけでな天、地 の部分も全体が同じ裂で表装されていました。
はっとする目立つ色なのですけど絵にピッタリ、という裂がよくあったなあというか、わざわざ誂えたものなのか・・・
いつの誰の、どういう発想での表装なのか知りたくなってきました。

この展覧会に限らず、日本画の表装の図録への掲載はむずかしいんでしょうね。
肝心の絵が小さくなってしまいますし、載せたところで拡大図で別掲にしないと、表装の裂の模様や織りは見えないでしょうし。
でも表装あっての掛け軸ですし、見ていて楽しいので、関係者の方々にはぜひとも紹介の一工夫をお願いしたいところです。
そういう意味ではこの『若冲と江戸絵画』展ですが、展示の方法といい、公式ブログでの全作品の紹介といい、画期的なことばかりですが、さらには拡大図に僅かでも表装の裂を付けて掲載することといい、本当によく工夫されていて素晴らしいです。

長くなりますが、表装繋がりでもう1作品

  『秋草図』(図録№103)  鈴木守一
    http://d.hatena.ne.jp/jakuchu/20060614/p1


この絵は図録にも拡大図にも表装全体が掲載されています。
なぜでしょう。
描表装といって、中回し、一文字、天、地、風帯 まで描いてあるのです。

掛け軸の用語についてはこちらをご覧ください。

  フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
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by honnowa | 2007-06-22 06:07 | 美術

横尾忠則のこと

6月6日の一般紙より見つけました。

それは横尾忠則氏がデザインの仕事から引退するという記事でした。
あれ、横尾さんって以前からイラストレーターやめて、画家宣言をしてらしたのでは?
新聞記事によると最近仕事の依頼がまた増えていたのだそうな。
もう70歳だそうですし、好きなことだけやりたいというのは当然でしょう。

それにしてもアバンギャルドなイラストで世界的に有名になった方ですが、いまや商業デザインに限らず、現代日本美術を語るにかかせない大家の存在で、アカデミーな美術研究家が横尾氏を引き合いにだすケースをよく見聞きするようになりました。

例えば先日まで行われていた『若冲と江戸絵画』展の記念講演で、講師の山下先生が横尾氏の作品に若冲の影響が見られる点を指摘されておられましたし  (07/04/29の記事参照)、日本美術史家でMIHO MUSEUM 館長の辻惟雄氏の著書『日本美術の歴史』のカバーも横尾氏です。
リンク先から「イメージを拡大」もご覧くださいね。
大胆な組み合わせの表紙でしょう。
横尾パワー負けてません。

さらには辻先生監修の『増補新装[カラー版]日本美術史』という本があり、今年の2月の増補新装第5版で最新章が加えられたのですが、この本の一番最後に図版が載り取り上げられたのが横尾氏でした。
こちらは学校の教材に使われる本です。

今後は画家に専念して好きなことだけする、といっても果たして世間が放っておくかどうか・・・
横尾氏の公式サイトはこちらです。

  『 TADANORI YOKOO OFFICIAL SITE 』
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by honnowa | 2007-06-21 05:39 |