ニュートラルな気づき 


by honnowa
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井上靖 詩『人生』

人は永劫とも思える時の長さを意識したとき、あまりにも短く小さい人間の命を自覚します。
二十億光年の宇宙にくしゃみした谷川俊太郎、そして地球の歴史を息子に説明しながら絶句した井上靖。

ところでわたしは井上靖の詩『人生』を読んで、上記の詩の主題とはまったく別のことにも感慨を覚えるのです。
この詩が書かれてから現在までに常識というものはなんと早く老化していったのだろうと。

作中、自分の年齢を40年と記しているので、昭和22年(1947年)ごろとなります。
当時の最新の科学情報では地球の年齢は14億年ないし16億年だったらしく、しかも「人生50年」の時代。
それゆえ40歳の氏は絶句してしまうのです。
でも今や人生80年、ちなみに氏は84歳で亡くなられました。
そして現在、地球の誕生は46億年前というのが一般的な説です。
氏が作中で「原子力時代の今日、地球の年齢の秘密はさらに驚異的数字をもって暴露されるかもしれない。」と綴ったとおりになりました。
隕石や岩石の放射性元素の年代測定により46億年となるのだそうです。
ここ60年の間に、日本人の寿命は倍に、地球の寿命は3倍になりました。
  

  【語句】
輓近(ばんきん)・・・近ごろ、近年
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by honnowa | 2007-03-31 06:44 |
『東京カリ~番長のブログカレー』はexciteの公認ブログなので、ブログに入るTOPページの「エキサイトブログセレクション 更新情報」というところで更新がわかるようになっています。
ここでタイトルデザインと同じ、黄色い背景のターバンの人物の絵を見かけると、どうしても読まずにおれなくなるのは、カレー好きの人が、コンビニでお弁当でなくカレーを選び、うどん屋でもカレーうどんを頼むのと同じ心境だと思います。
07/3/22の記事ではなんと焼肉屋さんでカレーを頼んでしまうんですね。店長さんは寛大ないい人だ)

さてわたしの場合、どうしても読みたくなるのだけど、どうしても食べたくなるわけではありません。
読むと満足して終わってしまうのです。
あらまあ、ちょうど07/3/20にこんな記事が・・・
わかるわ~。
わたしも作りもしないのに料理やお菓子の本を見るの好きなんですよ。
スパイスやお茶の本も大好き。
また手芸の本を見るのも大好き。
作りもしないのについつい買ってしまうんですよね。
とくに刺繍の洋書はまさに美術書で、うっとりしてしまいます。
(作りませんけどね)
そして旅行に行かないけど旅行本を見るのも好き。
著者の皆様、ごめんなさ~い。
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by honnowa | 2007-03-30 06:39 | サイト
『井上靖 詩集』を読んでいますが、もとの詩集『北国』、『地中海』、『運河』、『季節』、『遠征路』、『西域詩篇』がそれぞれ氏の何歳のころの作品を収めたものであるのか気になってきました。
詩は同じ作者でも二十代までの作品か、それ以降かで大きな境界線を感じるのです。
そしてこの詩集でも『北国』とそれ以外の違いをはっきりと感じます。

さて詩集の年代をネットで調べようとしましたら、『ギンザ プラスワン - 井上靖さんと詩集』というブログの記事に着きました。
井上靖がブログの管理人の勤め先の顧客だったようで、そのエピソードです。
管理人はもともと井上靖のファンで、なんとかサインを貰おうとする様子や、晩年の井上靖の雰囲気が伝わる内容でした。

ところでこのブログですが、美術雑誌『一枚の繒』を出版している会社のホームページにあり、そこの社員さんの日記かなと思いきやそうでもなく、どうも銀座繋がりから、銀座をよく知るオーダー・シャツの社長さんの銀座にまつわるエッセイ記事のようです。

今回、「井上靖、詩集」でGoogle検索かけたらトップに出できましたが、「詩集」で絞らなければみつけることはなかったでしょう。
思わぬ拾い物でした。
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by honnowa | 2007-03-29 06:27 | サイト
04/12/30の記事のうち『ロビンソン・クルーソー・プロジェクトのこれまで 1』では、氏がロビンソン・クルーソー探検の旅を思い立った経緯が綴られていました。
それはある本に書かれた400字あまりのコラムを見つけたことから始まったそうです。
そして実在のモデル、アレクサンダー・セルカークの冒険を追いかけて、実際に漂流した南太平洋の孤島まで調べに行った人がまだいなかった・・・

ここで人間は分かれるのですね。
誰も調べていないから自分で調べようとする人と、調べて何もわからなかったとする人と。
わたしは後者のタイプですが、今後、実生活のことでも、このブログや読書上のことでもなんでもよいので、なにか他の誰も調べていないことを発見したら、ぜひ自分で調べてみたいと思います。
なにも世間の注目を浴びるような大きなことであるとか、周囲の耳目を驚かすようなことである必要はありません。
だいたい自分の身の丈にあったことしかできないわけですし。
これまでこういう発見というのは、わたしとは遠くかけ離れた才能、知性、パワー、そして優れた先見性を持っている人のやることだと思っていたのですが、案外と自分の身近なところに人の気づいてない新しい価値とか美とか世界というものはあるに違いない、とこの頃は思うようになりました。
こういう風に考えるようになったのも、ネットを通しさまざまな人が運営するユニークなサイトにおおいに触発されたからです。
わたしがよく訪問する『文庫本限定!井上靖作品館』もそうです。
いまでこそ井上靖を扱っているサイトはいろいろありますが、そのホームページを作った当初は他になく、だから自分で立ち上げたのだそうです。
ネットの良いところは、いろいろなことが調べやすくなった、そして人が調べていないこともわかりやすくなったことですね。

高橋氏の記事中に引用されている歌詞、ジョン・レノンが息子に贈った歌『ビューティフル・ボーイズ』の一節、

A life is what happens when you are busy to make other plans.
(あれこれと計画を練っているうちに、起きてしまうこと。それが人生)

そうなんですよね。
行動したもの勝ちですよね。
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by honnowa | 2007-03-28 06:39 | サイト
『平太郎独白録 親愛なるアッティクスへ』はこちらです。

今週もなにも絡めず、へいちゃん先生のブログから帰ってきました。
へいちゃん先生というのは、記事の堅さと詳しさ、人柄の気さくそうなところから、わたしが命名しました。
プロフィールによると昭和36年生まれだそうですが、ウソでしょう!?
絶対に昭和26年生まれに違いない。
と勝手に書いてますが、本当の26年生まれの方がこのブログを読んだらどう思うのか感想を伺いたいです。
きっと同じ年なんてウソでしょう!と言いそうな気がする。

さて絡めませんが面白く読んでいます。
このブログを読みこなすうちに、戦国時代や江戸時代、そして明治から第二次世界大戦前後にかけての歴史物がすらすら読めるようになるのではないかなあと期待しているのです。
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by honnowa | 2007-03-27 06:04 | サイト
ただいま『世界フィギュアスケート選手権大会2007東京』のエキシビションをTV観戦しながら、この記事を綴ってます。 (現在3/25の夜です)
激戦となった女子シングル、昨日の試合は見なかったのですが、今日の放送で真央ちゃんと美姫ちゃんのフリーの演技がしっかり再放送されたのでよかった。
美姫ちゃん、化けましたね。
荒川静香さんが目標と野心を明確に持ち、みごとに変貌を遂げたときのようです。
そして真央ちゃん、どんな状態でも魅せるところは魅せ、取るものは取る。
ものすごい追い上げでしたね。
真央ちゃんのライバル、キム・ヨナさんの滑りを初めて観ました。
荒川静香さんタイプのスケーターという印象です。
美しくてしなやかな、強いライバル。
それにしてもこの三人、次のオリンピックまでずっと烈しい戦いが続くのですね。
楽しみでもあり、痛々しくもあり。
それから中野さん、試合ごとに存在感を増していきますね。
それにしてもなんて雰囲気のいい選手なのでしょう。
体形も女性らしくてきれいですよね。

さてどうしてもご紹介したいのがmorningdew21さんの『荒川静香最新情報ブログ』です。
このブログは素晴らしいですよ。
ブログのやり方の一つの見本として、ときどき拝見してます。
タイトルどおりメインは荒川静香さんなのですが、他の選手のことまで女子に限らず、男子、ペア、アイスダンスと全ての選手にわたって応援されています。
morningdew21さん自身が競技会場へ足を運んでのレポートは、実際の会場や観客、大会の運営の状態、テレビ中継との見え方の違いやカットされた部分、中継されない予選の様子、そして選手一人ひとりのスケーティングや衣装や表情まで、実に詳細です。
morningdew21さんは荒川選手以外にも個人的に好きな選手がいるようですが、そういうものを超えての全選手への公平な応援、フィギュアスケートそのものへの愛着がブログから溢れ出ています。
とても一選手を応援する一個人のファンサイトとは思えません。
いろいろとお騒がせのあった日本スケート連盟は、ぜひmorningdew21さんに運営して頂きたいと言いたくなるくらいです。

それにしてもわたしも会場で生で大会が観たいです。
これほどの選手たちのいる時期に観なくてどうしますか。
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by honnowa | 2007-03-26 06:51 | サイト
今年のメイン読書は井上靖(のつもり)です。
そのわりに脱線ばかりです。
さて『孔子』から少し経ち、そろそろ次の作品を読みたくなってきたのですが、新しい職場に替わったばかりで気持ちが落ち着かないせいか長編小説を読む気分になれず、区切りをつけやすいので詩集を読むことにしました。

読み始めたのは彌生書房の「世界の詩シリーズ」の74 『井上靖 詩集』で、清岡卓行編です。

さてここで詰まらぬことに引っかかっているのですが、詩集における「編」とは、どういうものなのでしょうか。
この詩集の内容は、井上靖の詩集『北国』、『地中海』、『運河』、『季節』、『遠征路』、『西域詩篇』より、それぞれ数篇から二十数篇の詩を選んで編まれたものです。
それでわたしが引っかかっているのは清岡氏の「選」ではなく「編」であるということです。
彌生書房のサイトを観ると、このシリーズは78巻まで刊行されていますが、訳詩集ならば○○訳、そうでないものは全て△△編となっています。
出版社のシリーズものなので、出版社の意図に沿って編纂したということで「編」なのかな、と勝手に推察しています。
この本の奥付をみると、著者 井上靖と表記されています。
なんとなく不思議な感じがするのです。
例えば岩波文庫の三好達治選 『萩原朔太郎詩集』の奥付は選者 三好達治と記載されています。
この違いは何でしょうか。
もう少し他の本とも較べてみましょう。
新潮文庫の河盛好蔵編 『三好達治詩集』の奥付は編者 河盛好蔵。
白凰社の「青年の詩集」シリーズでは、日本篇は△△編 (奥付は未確認)。

「編」と「選」の定義をネットで調べてみたのですが、探し出せませんでした。
なんとなく明確な区分がなさそうな気もします。
一番てっとり早いのは、出版社にお勤めの方に訊くことですよね。
そこで密かなる決意、フフフ。
(でもないですよね、公開してるのですから)
出版社にお勤めの方と知り合いになる。
がんばりま~す。
 
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by honnowa | 2007-03-25 12:14 |
04/12/27の記事を読みました。
といっても記事は6つあります。
現地から衛星携帯電話を使ってお伝えします、とありました。
う~ん、リアルタイムで読みたかったなあ。
でもこうして後から読むのも面白いです。
記事にコメントやトラックバックが付くでしょう。
さらに返信のコメントが加わるでしょう。
記事がより具体的にわかりやすくなるんですよね。
これはブログならではですよね。

それにしても面白い。
大都会横浜に浦島伝説があることとか、探検家には拓本技術も必要であるとか。
そして『探検の美学』ということ。
探検に限らず美学を持つということは大切なことです。
でもなかなか難しい。
こだわりを持つことと勘違いしがちですもの。
ただのこだわりか、その人の美学なのか。
言葉で違いを説明することは難しいですが、一つ言えることは、美学を持った人の話は興味深く、退屈することがありませんし、なにより気持ちがいい。
わたしがせっせと本を読み、ネットを探し、ブログを綴るのも、こういう美学に触れたいからなのです。
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by honnowa | 2007-03-24 06:07 | サイト

文学を片手に探検する!

以前に『文学を片手に旅をする』という記事を書きました。  (07/1/25の記事参照)
わたし自身がそのような体験がないので、いつか文学の舞台を旅してみたいと思うようになりました。
ところが世の中にはそれの上を行く凄い方が・・・
文学を片手に探検するんですね。
その方、高橋大輔氏はロビンソン・クルーソーの遺跡を発見したのです。
もちろんロビンソン・クルーソは架空の人物ですが、モデルがいたのですね。
モデルとなったアレクサンダー・セルカークの住居跡を発見したのです。
こういう話を聞くとすぐに思い出すのがトロイ遺跡を発掘したシュリーマンですが、やはり探検家を志す動機になったそうです。
また氏は他にも浦島太郎伝説を追ったり、なにやら面白そう。
氏のブログは2004年12月27日から始まってますので、これから少しづつ読み進めようと思います。

『探検家高橋大輔のブログ』より『プロローグ』

氏のホームページはこちらです。
  『高橋大輔の探検サイト』
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by honnowa | 2007-03-23 06:18 | サイト
タイトル    多甚古村
          (小学館文庫新選クラシックス 『多甚古村 山椒魚』所収)
著 者     井伏鱒二
発行所     小学館
発行日     2000年6月1日初版第一刷発行
Cコード    C0192 (一般 文庫 ※日本文学詩歌)
内 容     戦時中、町から田舎の村に赴任してきた巡査の日録
動 機     井伏鱒二が読みたくなったから     
私の分類   娯楽
感 想     一昔の田舎の警察官はこのようによろず屋だったんでしょうね。
  正式な裁判沙汰になる手前ならば、何でも手を貸し知恵を貸し、また村民も気さくに生活
  上の問題を相談する。
  夫婦喧嘩の仲裁、親子喧嘩の仲裁、田圃の用水不足による村のいざこざの仲裁、就職
  先が確かな会社かの問い合わせへの対応等々。
  昨今のようなプライバシーに警察がどこまで踏み込むかという問題以前に、相談を受けれ
  ば直ちに主人公は対処に出向き、また村民も気さくに(気軽にとうべきか、なにかにつけと
  いうべきか)生活上の困ったこと、わからないことの相談を持ちかける。
  また今の警察官と変わらぬ仕事もありまして、強盗、自殺、心中、ゆすり、お騒がせ人、
  酔っ払い、狂言、代金の踏み倒し、学生の乱闘等々。
  田舎の巡査の日常はなかなかどうして波乱万丈です。
  ないのは交通事故と駐車違反くらいです。
  それにしては何かしらのどかです。
  村民も悪人も、巡査より高学歴の若者も、村の長老たちも、どこか警察官に一目を置いて
  いるし、主人公もそれに応えんと最善を尽くすからでしょう。
  それとスピード感の違いが現在から見るとどうしてものんびり映るんですね。
  駐在所に電話がない!
  それで隣の役場で電話借りるのです。
  村にはほとんど電話がないので、役場の小使いさんは連絡に村中を自転車で駆け回って
  ます。
  駐在所に車がない!
  現場に駆けつけるもの徒歩か自転車です。
  でも犯人側も徒歩なので、なんとかなります。
  そして逮捕者を本署に連行するときはバスを使います。

  フィクションとはいえ昔はこれでよかったんですね。
  現在は不要に時間に追われ過ぎてます。


※ Cコードでいうと日本文学詩歌なのですが、内容は小説集です。


     
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by honnowa | 2007-03-22 06:38 |