コガネグモ・ナガコガネグモ・ジョロウグモ
2008年 09月 29日
今朝直しましたので、1つ前の記事も読んでやって下さいませ。
Ha緑地によく観られる、ナガコガネグモとコガネグモ、そしてジョロウグモの区別のおさらいです。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より 『コガネグモ』
他のクモとの区別は、
・ 雌の腹部は幅広い、黄色と黒の横しま。
・ 足は比較的太く、直線的。
・ 網の中央で、前2対と後ろ2対の足をそれぞれそろえて真っすぐに伸ばし、その配置がX
字状になる。
・ 隠れ帯(網の上に糸の帯でできた白いジグザグの模様)がX字状。
同じく 『ジョロウグモ』
他のクモとの区別は、
・ 雌の腹部には幅広い黄色と緑青色の横しま。
・ 足は細長く、曲がっている。
・ 巣に白帯(はくたい=隠れ帯)をつけない。
ナガコガネグモについては、『写真・日本クモ類大図鑑』(偕成社 1989年10月)より P212
体長:♀20~25mm、 ♂6~10mm。
〈一部省略〉
草原や林縁の草間、小川の草むらや水田の稲の間などに垂直円網を張る。網の中央に
つけるかくれ帯は、幼体時代にはジグザグにつけた不規則な円盤状で、やがて並列のジ
グザグなどをへて、成体になると縦に連ねた直線状のリボン型となる。クモはいつも網の
中央にいて、危険を感じると網を前後にはげしくゆする。卵のうは、このクモ独特のもの
で、壺状の3重の袋からできていて、その中に卵塊が産みこまれている。晩秋にふ化した
子クモはこの卵のう内に団居して冬を越す。翌年の初夏になってから出のうする。年1回
発生の1化性。
成熟期: 9~10月
分布: 日本全土
他のクモとの区別は
・ 雌の腹部は黄色と黒の横しまだが、コガネグモに比べ黒いしまの幅が狭いので、全体的
に黄色く見える。
・ 成体の網の隠れ帯はリボン状(I状)。
わたしはジョロウグモというのは高知県特有のクモと思い込んでいました。
というのも高知では、闘犬、闘鶏のようにジョロウグモを闘わせるからです。
子供のころ祖父母の住む高知県に帰省して、テレビを観ていると、夏の風物詩らしく、ニュースでその様子を何度も観た覚えがあります。
調べてみるとジョロウグモは北海道以外の全国に分布し、コガネグモをジョロウグモと呼ぶ地域もあるそうです。
そういえば、ニュース映像や、祖父母の家の周囲でよく見たクモは、色がコガネグモのように黄色と黒のくっきりした縞模様でした。
さて姿や、網の様子などのよくわかる画像を紹介しているサイトがありましたので、紹介しましょう。
虫嫌い方でも、なんとかギリギリ大丈夫だと思います。(たぶん)
わたしは虫の中で、クモだけは好意的なのですが、こちらがなんとか許容範囲でした。
でも他のページは思いっきり怖いです~~
虫系HP、怖過ぎですーー!!
『昆虫エクスプローラー』様 > 身近な自然の生き物図鑑(昆虫以外) > クモの図鑑 >
コガネグモ・アシナガグモ・ヒメグモ > 『コガネグモ』
(http://www.insects.jp/kon-kumokogane.htm)
手足も、隠れ帯もみごとにX字です。
『むしなび』様 > クモ目 > ジョロウグモ科 > 『ジョロウグモ』
同じく > クモ目 > コガネグモ科 > 『ナガコガネグモ』
下の方にスクロールすると、幼体が作る網の写真も載っています。
ナガコガネグモは幼体の時はやみくもに網をZに縢ってます。
成体になると、隠れ帯がリボン状になります。