桂離宮と修学院
2008年 04月 29日
「ワクワクって何ですか~♪、ハラハラドキドキのジェットコースター?」
というのは冗談で、どこの美術館にお出掛けされたかなと思ったら、行き先は桂離宮と修学院でした。
桂離宮と聞くと、すぐにブルーと白の市松模様のモダンな襖が浮かび、一度は観にいきたいなと思っているのですが、修学院の方は知らないんですよ。
なので本日のお勉強です。
ところでこの2つの離宮、京都の他の神社仏閣のように、お金を出せば観られるとか、期間内に行けば公開されているとか、そういうのではないんですね。
事前に申し込みをしなければならないのです。
「どこに申し込むんですか?」
「宮内庁の管轄だから、宮内庁のHPの申し込みサイトだよ」
まあ、なんと。
こちらです。
宮内庁様HPより 『参観案内』
桂離宮の場合、申し込みは、
参観希望日の3ヶ月前の月の1日午前5時から希望日の4日前午後11時59分まで
(例)5月10日希望の場合…2月1日の午前5時~5月6日の午後11時59分
ということですが、4月21日現在で7月まで満員の状態でした。
この分では8月に参観しようと思うと、5月に入ってすぐに申し込まないと難しいんでしょうね。
しかも土(一部)、日、祝日はお休み。
代理人による申し込み不可。
当日は時間厳守。
身分証明書持参のこと。
ガイドの方の案内に従っての決まったコースのみの見学。
警備の方も2人ついて来るそうです。
AKさんのように2つ観ようと思うと、移動時間も考えて、それぞれに申し込まなければなりません。
ふぅ。
上掲の宮内庁HPより施設案内ビデオを観ることができます。
残念ながら建物の中には入れないのですね。
お庭を歩くのなら、修学院離宮に行ってみたいです。
AKさんもよかったとおっしゃられておりましたし、ビデオや写真を見て溜息が出てしまいました。
塀に囲まれた街中の日本庭園と異なり、起伏のある土地を利用しているので、山の峰々が見渡せて、景色の中には山並みだけでなく実際の田畑まで広がっています。
江戸時代、もしくは田舎ならば戦前まではあちこちで、このような光景を自然のままに見ることができたでしょうから、わざわざ計算して自然を眺める庭を造るという発想は、後水尾上皇のようなお立場の方でないと思いつかなかったことかもしれません。
それを現代のわたしが見ると、なぜかイギリス人が作った日本風イングリッシュガーデンのような、日本人離れした感覚を感じます。
ぜひぜひ行ったみたいです。
《参考サイト》
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より 『桂離宮』
同じく 『修学院離宮』
『京都パーフェクトガイド /京都観光.com』様より
『修学院離宮(しゅうがくいんりきゅう)の写真と拝観情報の詳細』