名古屋市平和公園の紅葉
2007年 12月 09日
歩いてみると意外にも近くなのですが、わたしがここに来たのは初めてです。
市内でも有数の大きな公園ですし、春の桜の名所ですし、さまざまなグループが自然の保護活動を行っていることも知っていましたが、これまで外周を車で通ったことはあっても、中を通ってみたこと
はありませんでした。
なぜかというと市内にお住まいの方には周知のことですが、ここは墓地公園なのです。
道路沿いに歩くと左の光景がパノラマのごとく展開します。
起伏のある土地に棚田のように並んだ墓石群を、美しい紅葉がぐるりと取り囲んだ光景は、なかなか壮観でした。
これも市内の方ならよくご存知のことですが、ここは春と秋のお彼岸にはお墓参りのための渋滞情
報が流れるところなのです。
さて今日の記事にここを取り上げたのは、紅葉があまりにすばらしかったことと、そのことがあまり知られていない様子だからです。
ネットで調べても、人に訊いてみても、春の桜なのですね。
でも公園の中を貫通する道路沿いに並ぶのは楓類でした。
しかも種類が多く、交互に植えられているので、さまざまな色を楽しむことができました。
左の写真ではわかりづらいのですが、歩道に散り敷かれた落ち葉が、黄色と赤と交互に縞模様になっているのです。
通行する人も車もわずかで、周囲はとても物静かな中、墓地から幾つか煙が昇るのがみえます。
落葉を燃やしているのでしょうか。
そして漂うお線香の香り。
なかなか他の場所では味わえない風情ある散策でした。
そして写真は撮りませんでしたが、林の一角に常緑樹だけ生えている場所がありました。
しかも几帳面に縦横揃えて植えられていて、林というよりも畑といったほうがよい植え方でした。
後で調べてみると、どうも隣接する東山動植物園にいるコアラのためのユーカリ畑のようでした。
平和公園の中に何箇所か作られているようです。
コアラちゃんが遠い外国でも新鮮なユーカリを食べていることがわかり、ちょっと嬉しくなりました。
さてこの公園の概要を調べようと検索してみたら、驚くほど情報が少なかったのも、今日ここで取り上げた理由の一つです。
ですが記事が長くなりましたので、この続きはまた明日。