人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ニュートラルな気づき 


by honnowa
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

青島先生と音楽

もしかしたらご年配の方は放送作家で政治家でもあった故青島幸男先生のことかと思われたかもしれませんが、本日取り上げるのは音楽家の青島広志先生です。

名前だけだとピンと来ないかも。
プロフィールをご紹介すると、「作曲から指揮、ピアノ演奏、執筆、放送、教育まで幅広く活躍。東京藝術大学講師」です。
これもわかりにくいですよね。
テレビのバラエティ番組にもよく出演される、話の面白い、頭のツルっとした、眼鏡をかけたユニークな先生です。
これでもわからない方は、先生のホームページをどうぞ。
トップページの似顔絵を見れば、一目瞭然。
イラストかわいいです! 

  先生のホームページ 『青島広志』

13日に行われた『日本歌曲連続演奏会Ⅴ 佐地多美ソプラノリサイタル』は全曲、青島先生の作られた曲ということで、青島先生自らのピアノ伴奏とトークがありました。
青島先生もそうですが、佐地先生も、舞台慣れした方で、まるでテレビの公開録画のような面白く愉快でスムーズな進行でした。
そのトークの内容は・・・ ちょっとここには・・・
「打楽器を専攻する女性は××の傾向が強い」って、えええ?

曲のほうですが、前半は現代のわらべうた。
佐地先生曰く、青島先生は普段は変化にとんだ先鋭的な曲をかかれるので、こういうほのぼのとした曲も作るのかと、ほっとしたのだそうです。
後半は、古代ギリシャ時代風の詩に曲を付けたもので、特に最初の4曲は現代作曲家らしい難しい曲でした。

後半の歌曲集『ビリティスの唄』は、解説が必要でした。
一人の女性の奔放な一生を描いた元の詩は200編もあるものらしく、そこから12編選んでいること、特に最初の4曲を作ったのは、依頼者より「日本らしくないものを」との注文だったそうです。
単に曲だけ聴くと、現代の曲は気難しい、楽しくない、となってしまうのですけど、制作者のお話を聞くと、そこには現代に仕事をする作曲家の事情も垣間見えます。
せっかく同じ時代に生きているのですから、評論家などの第三者でなく作った方、ご本人のお話を直接伺える機会は大切ですね。

演目が終わり、アンコールは青島先生がいま作曲中のシリーズより1曲。
先生が少女になったつもりで作っているシリーズだそうです。
そして最後は秋らしく『紅葉』を観客も全員で大合唱しました。
♪秋の夕日に~、声だして思いっきり歌うって気持ちがいいな。
楽しいコンサートでした。
ありがとうございました。

さてさて、実はわたしが本当に書きたいのはこの後のことなのです。
それはまた明日。

  
by honnowa | 2007-11-17 09:50 | 音楽