遺伝子組み換え作物に対して、1つの考え方
2007年 10月 27日
倫理的、宗教的、哲学的問題は置くとして、そのような遺伝子組み換えの作物を摂取することの人体への影響について、専門家でも意見が分かれていますし、わたしも自分なりの意見が言えるほどの知識は持ち合わせておりません。
ただ日本国内において、一部の商品については使用しているかどうかの表示が義務づけられているのは、反対の声が高いからのようです。
さらに反対派の意見の中に、「新しい遺伝子が新たなタンパク質を製造することにより、あらたなアレルゲンとなる可能性がある」というものがあります。
その作物にどんなタンパク質ができたか調べて、もし未知のタンパク質が合成されていたなら、新薬の開発なみの徹底した臨床試験をすればよいのでは、と考えるのは素人でしょうか。
現実にはどうなのでしょう。
臨床試験などを経ず、ぽんと出荷されてしまうのでしょうか。
でもここでわからないのは、人間は動植物のタンパク質を摂取しても、そのまま体内で使用するのではありません。
いちいちアミノ酸まで分解してまた再合成し直しています。
わたしはここでアレルギー発生のメカニズムとタンパク質再合成の話が、頭の中でまったく噛み合わず、ここを理解しないと先に進まない状態です。
たとえ昔からある既存の物質であっても、花粉症に突然なるのですし、蕎麦のショック死なども起こるのです。
地球温暖化などの環境問題で警鐘を鳴らしていらっしゃる武田先生のホームページに、遺伝子組み換え作物についてのお考えが載っていました。
1つの考え方です。
武田邦彦先生のホームページの 『◇◇ 食・生活 』より
『食の安全・安心 20 ー遺伝子作物ー 遺伝子組み換え作物は安全か?』