コンピュータは生物に近づけるのか 1
2007年 10月 09日
大辞林 第二版 (三省堂)より
アルゴリズム [algorithm]
〔アラビアの数学者アル=フワリズミの名にちなむ〕
(1)もとは算用数字を用いた筆算のこと。
(2)計算や問題を解決するための手順、方式。特にコンピューターのプログラムに適用可
能な手続きをいうことが多い。
では、AI(人工知能)とはなんでしょうか。
(社)人工知能学会様のホームページより 『 What's AI 』によると、
「人工知能」とは何だと思うでしょうか?まるで人間のようにふるまう機械を想像するので
はないでしょうか?これは正しいとも,間違っているともいえます.なぜなら,人工知能の
研究には二つの立場があるからです.一つは,人間の知能そのものをもつ機械を作ろうと
する立場,もう一つは,人間が知能を使ってすることを機械にさせようとする立場です
(注1).そして,実際の研究のほとんどは後者の立場にたっています.ですので,人工知
能の研究といっても,人間のような機械を作っているわけではありません.
さて上記のことを調べたわけは、「遺伝的アルゴリズム(GA)」という言葉を聴いたからです。
遺伝的アルゴリズムとはダーウィンの進化論をモチーフに、親から子への遺伝子の伝わり方や突然変異を応用して、よりよい解を見つける手法のことです。
詳しくはこちらをご覧下さい。
『村上・泉田研究室』様の 『遺伝的アルゴリズム』より
『第1章 遺伝的アルゴリズムの考え方』
ダーウィンの進化論が果たして正しいのか、何を持って優秀な遺伝子とするのか、という生物学的疑問はさておき、先端の理工学系の学者さんがこのような「生命の働き」を応用して研究していらっしゃるということに、興味が惹かれました。