オニグルミはこんな実です
2007年 09月 04日
さてオニグルミがなっていたのは、市内某所。
もしかしたら驚いていらっしゃる方もみえるかもしれませんね。
そうです、市内にクルミの木があるのです。
わたしもクルミは東北や北海道または飛騨、高山などの寒いところに生える木だと思っていたので、教えていただいたときには驚きました。
ネットで調べると全国に分布し、山地に限らず、平地や河川の側でも旺盛に育つようです。
『ゑれきてる』様より、『シリーズ 自然を読む 樹木の個性を知る、生活を知る』の
『オニグルミ』
http://elekitel.jp/elekitel/nature/2003/nt_14_onigurumi.htm
ただしその木や実を見てもクルミだとわかるかどうかですね。
これがクルミの実です。
高いところから路上に叩き落としたので、痛んでいます。
この青い実を触ると、かぶれる方がいらっしゃいますのでご注意ください。
表面に毛が生え、ネバネバします。
確かに敏感な人はかぶれそうな感じがします。
わたしもこの果実から中の種(いわゆるクルミ)を取り出すのは、念のため使い捨て手袋をはめました。
2cmの小さくて若い実ですが、中はちゃんと仁が詰まってました。
ベランダで割るとき、そのままだとクルミを支える左手に響くので、かまぼこ板のような柔らかい木の上に載せましたが、わたしはその方が割りやすく感じました。
左端がさきほど割ったもの、真ん中は昨年の果実です。
このように真っ黒く腐敗します。
右は同じく昨年の果実で、中がまだ大丈夫だったもの。
大きさがぜんぜん違いますよね。
やはり食べるまでに手間暇かかりますので、大きくしてから食べたほうが正解ですね。
完熟クルミのアップです。
外の黒くなった皮を取り除いていないのでややグロテスクですが、中身はおいしかったです。
とは言っても、1個食べれば十分ですね。
よく考えてみると、クルミは他のナッツ類のように、そのものを幾つも食べるわけではないです。
ケーキの飾りにのっている1かけを食べるくらいで、後はクッキーなどに細かくしたものが入っているのを食べるくらいでしょうか。
青くてもそれなりにおいしいオニグルミでしたが、たぶんリスは青い時期にはたべないだろうと思います。
(まあ、熟す前からあまり食べられるとクルミのほうも困るのですが)
というのも、いま読んでいる本に、動物の行動は損得(コストパフォーマンス)で決まる、というようなことが書いてありまして、なんだかそのことを身を持って実感した試食でした。