ニュートラルな気づき 


by honnowa
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日本の女優第一号 川上貞奴の邸宅に行ってきました

日本の女優第一号、川上貞奴が電力王、福沢桃介とともに暮した邸宅が、「文化のみち二葉館」として名古屋市内に保存されています。
先日、春の陽気に誘われて、ウォーキングがてら見学に行ってきました。

竣工大正9年ごろのオレンジ色の瓦屋根が印象的な建物は、内装に至るまで大正ロマンに溢れていました。
c0100148_7103953.jpg寄木細工の床やステンドグラスなど凝った装飾も素敵ですが、高い天井と、なにより窓が大きく、室内がどの部屋も明るい。
もともとは高台にあり、名古屋城や御嶽山まで見渡せたそうで、サンルームのような部屋もありますから、毎日どんな景色を眺めて二人は暮していたことでしょう。
これが日本家屋ですと、どんなに素晴らしい建築で感銘を受けても、現実に住みたいとは思いませんし、住居としての大変さを想像してしまうのですが、二葉館は居住性も良さそうで、貞奴の美的センスと合理性を伺うことができます。
建物の外観や室内の様子はリンクを張りましたので、二葉館のサイトでぜひお楽しみください。
こちらのサイトではさらに詳しくわかる写真と動画があります。

さて二葉館の二階はもともとプライベートスペースでしたが、現在では名古屋市ゆかりの作家たちの資料が展示されています。
経済小説で知られ、つい先日お亡くなりになられた城山三郎氏の書斎も再現されています。
が、これがなかなか・・・
書斎というよりも仕事場です、というよりも、整理整頓の苦手な学生さんの机の上といった様子ですが・・・
いえいえ、創作の現場とはえてしてこんなものです。
地震の際、大丈夫だったのかしらとか、この本棚あと何年もつのかしらとか、余計な心配をしたくなります。
城山氏が経済小説のパイオニアだったことは、この度初めて知りました。
いまや主要ジャンルですよね。
お亡くなりになられたことはニュースで知っていましたが、著作を読んだこともなく、名前だけ知っている有名作家とう遠い存在の方だったのが、今回、郷土の作家ということで、仕事場を垣間見て、せっかくなのだからこの作家のことをもっと知っておこうか、という気が起こりました。
いずれ著作も読みたいと思います。
謹んで城山氏のご冥福をお祈り申し上げます。

  産経新聞『SankeiWeb』より
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by honnowa | 2007-04-16 06:20 | 文化と歴史