ニュートラルな気づき 


by honnowa
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ミイラの発掘現場

エジプトに行ってきました
    『吉村作治 考古学者のひとりごと』より  

上記はエジプト考古学者吉村先生のブログへのリンクです。
今回、今年の1月に3体のミイラが発見されたのですが、吉村先生は日本に帰国されていて当日立ち会っていなかったそうです。
ああ、考古学者の一番の醍醐味なのに。
でもよく考えてみると、こういう場合の真の第一発見者は現場で作業する人夫さんなんですよね。
エジプトミイラともなれば、人夫といえど専門に作業する人たちで、それなりの知識もあるでしょうから、見つけたものの価値もわかり感激する部分もあるんでしょうけど、例えば道路工事やビル建設現場でなにやら古そうなものが出土した場合はどうなのでしょう。
人骨だったらさすがに慌てふためくでしょうけど、石器や壺の破片が出てきても、なんだこれ?ですよね。

今回の発掘現場の様子が昨夜テレビの『日立 世界ふしぎ発見!』で放送されました。
かなり想像していたのと様子が違ってました。
みなさんはどうでしたか。
ミイラ(の入った木棺)の発掘は、ピラミッドの石室の中、暗闇にサーチライトが眩しく照らす中で行われるものと思っていたので、砂漠の真ん中の野天の下、という状況が意外でした。
布に包んで倉庫までワッセ、ワッセと運んでいくところも、現実ですねえ。
大きいものですからね。
指輪など小さいものを虫眼鏡と刷毛を持って探し当てる映像の方が、図としては考古学の現場らしく映ったかも。

さてわたしの思い出話です。
子供のころ造成されたばかりの団地に住んでまして、砂利の中に黒曜石があちこちに落ちていました。
鋭いのでままごとに打ってつけで、拾っては使ってました。
子供心に黒くて形が変わっていて光沢があって、普通の石ではないとは察していたのですが、たくさん落ちていたので、取っておこうとか、持ち帰ろうという発想が湧かなかったのですね。
二、三年ほどもすると砂利もろとも見当たらなくなり、土だけの敷地になっていき、あの黒い石落ちてないなあと思うこともありましたが、それだけのことでした。
それで中学に上がり、学校で石器の標本の中に黒曜石を見つけ、ようやく黒曜石がなんなのかを知ったわけです。
一つぐらい拾って持っておけばよかった、と臍を噛んだのは言うまでもありません。
たくさん落ちていてそこまでの希少性を感じなかったんですよ。
なくなってしまったのはどうしてなんでしょう。
値打ちをしっている大人が拾い集めたか、でもごろごろしていた砂利も消えたので、清掃でまとめて片付けられたのだと思います。
造成中の現場を見かけるたびに、なんとなく黒曜石を探してしまいます。

わたしが知っていた黒曜石はこんな感じです。
土壌改良材のパーライトの原料なんだそうですよ。
  フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

アクセサリーにできるようなきれいな色のものもあるのですね。
  黒曜石と天然石アクセサリーの『纏』様の『黒曜石資料館』より
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by honnowa | 2007-03-11 10:34 | 文化と歴史