ニュートラルな気づき 


by honnowa
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映画『オーロラ』を観ました

ここ何年も映画館に足を運んだことがなかったのに、今年は映画館に行くのは二回目です。
お正月に『敬愛なるべートーヴェン』 (07/1/3の記事参照) を観た際の『オーロラ』の予告編にうっとりしてしまったのです。

さて『オーロラ』はとても美しいおとぎ話でした。
美しくて、ただただうっとりする映画、こういう映画を今どきでも作ろうと思えば作れるのです
ね。
監督や脚本家は勇気があると思います。
ストーリーはあってないようなものなので、真の映画通には物足りなさ過ぎるかも。
わたしは真剣に思考する対象は本が一番で、それ以外のものは単純に楽しみたい、または美しさに浸りたいので、このような優美な映画が作られてよかったです。

オーロラ姫を演じたマルゴ・シャトリエは、踊りの上手な女優さんと思いきや、パリ・オペラ座バレエ学校の生徒さんでした。
当初女優さんと思ったのは、手足、胸部の肉付きが、鍛え無駄を削いだバレリーナのものらしくなかったからです。
まだ十六歳の学生さんだったからなのですね。
細いのだけどふっくらとした若い肢体の美しさには、パリ・オペラ座バレエ団の先輩ダンサーたちも敵いません。
けれどマルゴもさらにバレリーナの精進を重ねれば、先輩たちのような鍛えた体になっていくのでしょう。
後年、本人がこの映画を観直して、いい時期に映像に残せたと一番感激するかもしれませんね。

画家役のニコラ・ル・リッシェはパリ・オペラ座バレエ団のエトワール(最高位のダンサー)です。
わたしはバレエはほとんど観たことがなく、まして男性ダンサーには興味がなかったのですよ。
クラシックバレエの男性ってプリマの添え物で、見せ場はリフトと跳躍だと思っていたので。
ですので、ニコラの踊りを見て、手の動かし方とか、男性がこれほど優雅に手を動かし気持ちを表現するのに感激しました。
愛しいものを大事に守るような手の動きというのでしょうか。

オーロラ姫の弟ソラル役のアントニー・ムノ君、よかったあ。
ほとんど出突っ張りなのに、たぶん子役ということでパンフレットに紹介も載ってなくて残念。

撮影で使われたお城がとても物語のイメージとあっていたのですが、パンフレットによると、童話『眠れる森の美女』の城のモデルとなったロワール地方のユッセ城などで撮影されたのだそうです。
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by honnowa | 2007-02-11 08:20 | 文化と歴史