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ニュートラルな気づき 


by honnowa
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暗記が苦手です。

久々に本屋を覘きました。
最近よく目にする『声に出して読みたいXXXX』や『一日一言』の類の本に論語に関するものを発見しました。
今までまるで気づかなかっただけで、結構よく取り上げられるものなのですね。
さて中をめくって見ましたが、こういう形ではわたしには頭に入らないなあと悟りました。
暗記がまるで不得手なのです。
論語に限らず和歌や詩など読むのは好きなのだけど、まるで身に付きません。
ふっと口ずさむ、なんてことができたらカッコイイのに。

そういえば子供の頃も暗記科目が大の苦手でした。
特に日本史。
年号もそうですけど、人物名など敵いません。
徳川家の人々、北条家の人々、平家、源氏・・・
逆に世界史は得意だったのですよ。
それは世界史の場合範囲が広くて、暗記を問われないからなのですね。
△△△の戦いの後、○○○の条約が結ばれて、といった具合に流れを問われる。
話の筋を追うことは読書好き人間にとっては得意中の得意なのです。

ここのところ毎日綴っている『論語』ですが、井上靖が孔子にどのように関心を寄せたのか知りたいのもあるし、明治以前の文学を読むのに儒教の知識は必須と、勉強のためでもあります。
でもどれだけわたし自身の身に付くのかなというと、う~~ん。
小説で読んだので、孔子や弟子たちがどういう行動を取ったか、孔子が何を語ったのかは頭に入りました。
それと『論語』の詞どおりに覚えるのは、また別問題なのですね。
わたしが今回の勉強を通して覚えた詞は、「五十にして天命を知る」、「小人、窮すれば、斯(ここ)に濫(みだ)る」、「郁郁乎(いくいくこ)として文(ぶん)なるかな」と元の詞の内のさらに抜粋です。
これは暗記ではなく、自分の身に即して実感があったものが記憶に残ったものです。
暗記が得意な方の思考回路ってどうなっているのでしょう。
by honnowa | 2007-02-10 06:44 |