ニュートラルな気づき 


by honnowa
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フィギュアスケートの採点を占う 1 WC2012男子FSより

※占いの記事ではありませんので悪しからず。

3月だったか、ネット記事(ニュースサイトだったと思います。ソース保存しなかったのが残念)でのタチアナ・タラソワさんのコメントは実に秀逸でした。

「私は占い師ではない」

記者からの勝敗予想の問いかけへの応えでした。

フィギュアスケートの採点をみるのは、まるで占いの解説本を読むようです。
ジャッジの並べた数字を眺めながら、どうしてこういう数字なのだろうかと考えるのは、占いで出た数字やカードの意味を一つひとつ調べながら、これとこれの組み合わせだからこういう意味合いかな、過去はこうだったから、今回(現在)はこうなったのだろうか、と推量するのによく似ています。
タチアナ女史が、普通ならば「批評家ではない」、「予想屋ではない」と応えそうなことを「占い師ではない」と言ったのは、もしかしたら彼女さえも現行ルールのスコアが占い本のように感じられたことがあったのかもしれません。

そこで2010、2011、2012年各世戦の数字を並べてみて、今季の採点を占ってみようと思います。

まずはFSのPCSの出方です。
SPの成績でFS滑走順が決まりますが、それとFSのPCSには何か相関関係があるのでしょうか?
よく「SPの順位が〇番で第□GだからPCSが・・・」という書き込みを見ますが、果たしてどうでしょう。
(私自身は、入賞以下の選手のSPのPCSはその選手が1シーズン頑張った報奨点だと思っています)

【1】WC2012男子FSのPCS(FS滑走順 SPのPCS比較付き)
※表を修正しました(2012/05/16)

【2】FS滑走グループごとのPCS最小値と最大値と平均 (【1】表参照)
①第1G(SP順位:19~24位→FS順位:19~24位)
・PCS最小値~最大値:58.02(FS24位)~64.5(23位)
 平均:60.56
②第2G(SP順位:13~18位→FS順位:10~18位)
・PCS最小値~最大値:66.14(FS15位)~74.34(17位)
 平均:70.48
③第3G(SP順位:7~12位→FS順位:2~16位)
・PCS最小値~最大値:70.8(FS13位)~83(2位)
 平均:76.6
④第4G(SP順位:1~6位→FS順位:1~14位)
・PCS最小値~最大値:75.66(FS14位)~90.14(1位)
 平均:82.03

さてデータを揃えました。
ここからの読み取りがまさに占い。

【2】を見ると、滑走グループでFSのPCSが決まるような印象を受けますが、【1】を見ると、選手個人のSPのPCSをほぼスライドしているようにも見えます。
どのくらいPCSが変わると「上げられた」「下げられた」という印象になるのかわかりませんが、ジャッジはPCSの各項目を0.25単位でつけているので0.25×5項目=1.25 
ここでは仮に1.25未満の増減ならば、FSのPCSはほぼSPのとおり・・・(A)
1.25以上の増減は、ジャッジの評価が変動したとします・・・(B)

24人の選手中、(B)に該当する選手は10人。
10人全員が増加でした。
24人中、一番PCSが下った場合で-1.17。
平均で1.107の増加。

〔仮説1〕
基本的にはジャッジは、同じ試合ではSPのPCSをそのままFSにもスライドさせる。
FSが良い演技だったor悪くない演技だったor調整対象選手だった場合は上げる。
FSの演技が悪くてもあまり下げない。


≪参照≫

WC2012の結果  http://www.isuresults.com/results/wc2012/
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by honnowa | 2012-05-14 02:33 | パフォーマンス