ニュートラルな気づき 


by honnowa
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小塚崇彦選手の課題 表現力

2011-12シーズン、表現力を課題として取り組んでいましたが、その成果は・・・?
私にとっては予想外な結果でした。


比較用に、7月のアイスショーで滑ったEX
Takahiko Kozuka / 小塚崇彦 ~THE ICE 2011完全版
【小塚崇彦 ~ チェロソング / Takahiko Kozuka - Cello Song】


Takahiko Kozuka / 小塚崇彦 ~THE ICE 2011完全版
【小塚崇彦 ~ インナー・アージ / Takahiko Kozuka - Inner Urge】


ともに初期アイスショーお披露目のせいか、2つのプログラムに特にスケーティングに違いは感じられません。
SPの表情はいい。


RecintoMoxo様 「Takahiko Kozuka SP Skate America 2011」


顔がはっきり映ってなくても笑顔かどうかわかるもんですね。
どんな曲でも基本は笑顔で滑る事かな。
笑顔でないと硬さだけが伝わってきます。
なるべく笑顔で、要所要所で目は鋭く、口元ニヤリなんて表情ができたらいいんだけど。


frida340様 「2011 NHK Takahiko Kozuka SP B ESP」


見直すとNHK杯で既に変化は現れていました。
前半部で、以前より重心を下げているような。


icechannel2011様 「Takahiko Kozuka - 2011 Japanese Nationals SP」


今見直しての感想ですが、全日本故の安全策で、本人が余裕を持って滑っています。
でもスリリングな曲に、余裕と安心感はちょっとマッチしないかな。
ただし試合の結果をハラハラしながら見守るのとは感想は当然異なるでしょう。
全日本の感想、書き残しておけばよかった。


Azixpc様 「Takahiko Kozuka SP Worlds 2012 Nice」


ジャンプは残念だったけど、これすごく良かった。
特に後半の疾走感。
ジャッジへの表情での煽りもうまくやっている。

世戦は佐藤親子組が全員ジャンプを多く失敗したので、佐藤式スケーティングが徹底的に氷と合わなかったんだなと、この時は思っていました。が・・・


hitadely様 「Takahiko Kozuka - WTT 2012 - SP」


カメラワークもあるかもしれませんが、後半は従来の疾走感よりも力強さが、前半もスケーティングの質が変わった?と思わせるほど、対極だと思っていたPちゃんの滑りに(1目盛り程度ですが)似てきたように見えて吃驚しました。

この2人は、感情を全面に出すタイプではない、踊るタイプではない、スケーティング技術でアピールするタイプという面で同質でありながら、最も遠いスケーティングを披露してきて、私はコヅ君の摩擦抵抗も力技もない(ように見える)スケーティングこそフィギュアスケートらしく、もう一人の選手に対してはホッケーやスピスケの選手に半年ほどみっちりとステップの練習だけ集中特訓させたら、これくらいに滑れるのでは?と冷ややかに見ていたので、この変質は少々ショック。

20代前半の青年が世界レベルのトレーニングを続け、筋力をつけると、こうなってくるのは自然で仕方ないのかな?
とSP直後は考えていたのですが・・・

この後FSを見て、

hitadely様 「Takahiko Kozuka - WTT 2012 - LP」


あれ? いつものコヅ君?

さらにEXで、

hitadely様 「Takahiko Kozuka - WTT 2012 - EX」


この一番本人らしいプログラムを見て、SPのスケーティングの変化は、彼の表現であることを理解しました。





表現力の向上って、感情を表すとか、表情とかマイムとかでなく、曲に合わせてスケーティングを変えることなの?
それ斜め上過ぎるよー、予想もつかなかった。
でもそんなことをしたら、スケーティングとジャンプが合わなくなって飛べなくなるに決まってる。
単にクワドが飛べなくなるだけでなく、全てのジャンプが合わなくなるのは、一緒に練習している女子が身を持って証明しているじゃない。
なんのこっちゃ。
世戦の不調は靴や氷のせいばかりではなかったんだ。


シーズン中課題の表現力を克服するということで、たくさん特集が組まれましたが、その内容はどうやって感情を伝えるかということでした。
カートさんが滑る喜びや楽しさハラハラ感など、スケートゲームをしながら引き出そうとしていましたよね。

それらの番組を見ながら正直違和感を覚えていました。
彼は元々パッションを全面に押し出すタイプではない。
シーズン中に短期間で結果を出すには、内面を出すこと身につけるよりも、曲想に合わせて演劇的手法で表情の作り方や動作などを学んだほうがてっとり早いのではないかと。
特に学業もでき運動神経もある優等生タイプのコヅ君にとっては、メゾットに従った役作りをする方が向いているのではないかと思いました。

ところが彼がやったことは曲想に合わせてスケーティングを変えることだったわけです。
表情もついてきましたが。
そして世戦ではこの課題についてはこなせたようです(結果は別にして)
なんて危険な。
このシーズンにしかできないと思って取り組んだのでしょうけど、今季と来季はやめてくれ~

この結果を(もちろん順位やら立場やら好みやらできることできないことも)踏まえて、今季彼がどのような選択をするのか見守りましょう。
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by honnowa | 2012-05-06 13:33 | パフォーマンス