款冬華(かんとうはなさく) 1月20日~24日頃
2012年 01月 21日
みづからがもて来りたる蕗の薹あまつ光にむかひて震ふ (白き山 斉藤茂吉)
冬の厳しい中、自ら勝手に蕾をだしている蕗の薹ではあるが、やはり寒いのであろうか、陽に向かって身を震わしているのが可愛らしい。
「フキ開花前線図」
≪参考図書≫
『ニッポンの二十四節気・七十二候 写真・和歌・前線図でめぐる72の季節』
環境デザイン研究所・編 横井隆和・写真 誠文堂新光社 2008年1月25日発行
タイトルのとおり、二十四節気・七十二候に解説と、和歌と、前線図が添えられた、写真集とも言うべき本です。
写真を撮られた横井氏の肩書きは「印象派写真家」
光と繊細な色の美しい写真を、ぜひ本書で見ていただきたいです。
これから一年、本書に沿って二十四節気・七十二候を学んでいきたいと思います。
なお、日本気象協会で新しい二十四節気を作る計画もあるようです。
http://www.jwa.or.jp/content/view/full/3681/
≪言葉≫
斑雪(大辞林 第三版 (三省堂)より)
はだれゆき [ 斑雪 ]
うっすらと降った雪。また,まだらに消え残った雪。はだら雪。はだれ。 [季] 春
まだらゆき [ 斑雪 ]
まだらに降り積もった雪。また,まだらに消え残った雪。
フキ(Wikipediaより)
あまつ(大辞林 第三版 (三省堂)より)
あまつ [ 天つ ]
( 連語 )
〔 「つ」 は 「の」 の意の上代の格助詞〕
天の。天にある。天上界に所属する。
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http://www.bionet.jp/2009/01/bio72_70/