ニュートラルな気づき 


by honnowa
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

フィギュアスケート世界選手権2011 SP フローラン・アモディオ

前回の記事(2011/05/27)の続きです。

モロゾフ氏門下のフローラン・アモディオ選手はいろいろな意味で台風の目となりました。
と言うよりも、なろうとしたんですよね? モロゾフコーチ。
特にフリーは明らかにジャッジへの挑発でした。
今のルールならばこれももちろんOKですよね、とリンクから彼らの意地悪な問いかけが聞こえてきそうでした。
NHK杯3位から快進撃が始まり、ついにヨーロッパ選手権を制してしまったのは驚きでしたけども。
09-10シーズンの状態が続いていたら、恐らく世界選手権ももっと上位に行けたでしょうし、期するところもあったと思います。
しかし世戦はまさかのクワド祭りに。
4回転を成功させないと勝てない試合になってしまいました。
結果は総合7位で終わってしまいましたが、恐らく当初の目的であろう「若手の売り出し」は十分成功したし、身体能力の高さと度胸の強さを存分に見せつけてくれたので、次は4回転ジャンプをマスターして表彰台を狙うしかありません。

さてSPの方ですが、曲の「Once Upon a Time in Mexico」は、まともに同じフランス代表のジュベール選手とかち合いました。
これは作戦でなく本当に偶然だろうと思うのですが・・・
この曲はかつてモロゾフ氏がプルシェンコ選手のために振り付けお蔵入りになったものらしいので、氏としてはちょうど似合う選手に使ってみたかったのでしょう。
しかし同国のTOP2ですから、グランプリシリーズ前からどうするんだろうと勝手にハラハラしていたのですが、二人とも続行。
ユーロでのアモ君のジュベールへの甘えぶりを見て心配は杞憂に終わりました。
アモディオ選手のキャラと、お互いの年齢が少し離れていること、振り付けのコンセプトがまるで違うことで、二人ともうまく割り切っていたように見受けられました。

世戦での演技を観てみます。

LaRiservaSkating3様
「ISU BERNA 2011 27/01/2011 MEN SP -22/24- Florent AMODIO」


Music
Once Upon a Time in Mexico by Robert Rodriguez
(Choreographer: Nikolai Morozov)

世戦の演技はここで初めて視るのですが、まあまあいい演技じゃありません?
素人目にはもっと上の順位でもよさそうに見えます。
先日項目別順位から得点のバランスの良い選手をピックアップしましたが(2011/05/19の記事参照)、その中に彼が含まれていなかったことを思い出しました。
一見どこも難がない演技にみえるのですが、さて何が原因でしょう。
でもキスクラのモロゾフコーちがどこか冷静に得点が出るのを待っているのを視ると、どれくらいの点数か予想がついていたのでしょう。
結果はシーズンベスト更新ならず、5位となりました。

プロコフィルと項目・要素別の順位は以下のとおりです。
TES:5位 BV:12位 GOE:2位
PCS:6位 SS:7位 TR:6位 PE:4位 CH:7位 IN:5位

BVが低かったのですね。
それでも高いGOEで相殺されTESは5位ですから、この選手もバランスのよい選手とみなしてよいでしょう。

・ BV:12位 1位との点差は5.9(1位と最下位の点差は16.5)
 4回転に挑んだ選手7人(内認定5人)は全員がアモディオ選手を上回りました。
・ GOE:2位 1位との点差は5.12(1位と最下位の点差は14.94)
 ちなみに2位と3位の点差は0.76しかありません。

各要素です(要素番号は仮につけたものです。演技順ではありません)
要素1(2Aまたは3A):3位
要素2(コネクティング・ステップまたはそれと同等の他のフリー・スケーティング動作から直ちに行なう3回転    または4回転ジャンプ):19位
要素3("2つのジャンプからなるジャンプ・コンビネーション):6位
要素4(フライングスピン):11位
要素5(1回のみ足換えありの〈フライング・スピンの着氷姿勢とは異なる姿勢の〉キャメルスピンまたはシット     スピン):1位
要素6(3姿勢を全て含んだ1回のみの足換えスピン・コンビネーション):4位
要素7(ステップ):12位
[PR]
by honnowa | 2011-06-01 23:42 | パフォーマンス