ニュートラルな気づき 


by honnowa
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

フィギュアスケート世界選手権2011 SP ライアン・ブラッドリー

2010-2011年全米チャンピオンのライアン・ブラッドリー選手の引退ニュースを受け、先月の世界選手権のSPの演技を視てみようと思います。
(彼の演技はまだ見ていません。ちなみに全米選手権は視聴済み)

その前に結果のほうを確認すると、SP・FSとも12位。
全米ではSPでの圧倒的な点数で勝った記憶があったので、SP12位は何が起こったのかプロトコルを調べると、意外や減点が一つもないとてもきれいなスコアでした。
ちなみに全ての項目にジャッジが1人も減点をつけなかった選手は、30人中、1位パトリック・チャンとブラッドリー選手の二人だけでした。

また彼が行なったエレメントは、
1 4T+2T
2 3A
3 CCSp3(Change Foot Camel Spin 3)
4 3F
5 FSSp4( Flying Sit Spin 4)
6 SlSt2( Straight Line Step Sequence 2 )
7 CCoSp4(Change Foot Combination Spin 4)
と、難度を落して無難にまとめているわけではないこともわかります。

SPで4回転を実施した選手は8人、その内減点されなかった選手は3人でした。
成功者は
1位 パトリック・チャン 4T-3T(GOE 1.86)
4位 アルトゥール・ガチンスキー 4T-3T(GOE 1.57)
12位 ライアン・ブラッドリー 4T-2T(GOE 0.00)

なぜSPはこの内容で12位にしかならなかったのでしょう。
演技を視る前にもう少し考察を加えてみます。

採点の項目ごとの順位を出してみました。
TES:10位 (BV:5位、GOE:11位)
PCS:16位 (SS:15位、TR:19位、PE:16位、CH:15位、IN:17位) 

またこれまでの国際大会での実績も調べておきます。
(ISUのBiography参照)

 ・10-11シーズン
国際大会の出場は世界選手権のみ。
全米選手権 初優勝。
 ・以前のシーズン
オリンピックの出場なし。
世界選手権 3回出場(最高位は今回の13位)
四大陸選手権 3回出場(最高位は06-07シーズンの4位 
グランプリシリーズの出場はあるものの、グランプリファイナル出場なし。

男子は一部しかストリーミングを視ていないので、滑走順による採点への影響はわかりません。
まあSPではあまり考えなくてもいいかもしれませんが。
ではここで彼のSPを視ることにします。

as77tt様より 「Ryan BRADLEY」


Music
Boogie Woogie Bugle Boy by John Williams
(※SP、FSの分担はわかりませんが、Choreographer: Tom Dickson, Ryan Bradley)

び微妙・・・
それならわざわざブログに書くな、ですが、まぁまぁ、記事を書きながら今視たばかりなので。
演技後の選手の表情を見ると、ご本人にも自覚があるようですし。

微妙だったのは以下の点。
・スピードや躍動感がなかった
・全米に比べ演技に遊び心がなかった
・髪型w(東京に照準を合わせてたんでしょうね)
観客の手拍子もあったので、もう少しノリノリで滑って欲しかったなぁ。

エレメンツごとにみますと、

 1 4T+2T(GOE0.00)
4Tの着地で上体のバランスを崩しましたが、ブレードの流れは止まらずセカンドジャンプへ続きました。ジャッジとしては流れが止まらないことの方がポイントが高いのでしょうか?
2 3A(GOE1.00) 
美しい~ しかもステップから飛んでいます。この加点は妥当なのでしょうか?
3 CCSp3(0.29)
4 3F(0.10)
5 FSSp4(0.14)
6 SlSt2(0.14)
7 CCoSp4(0.07)
スピンの加点が少ないのは、スピード感と、所作に工夫が見受けられないからでしょうか。

こんな取り上げ方で選手にもファンの方にも申し訳ないのですが、難度も低くなく、減点もなく、加点も少ない彼の演技は、他の選手の採点を考察するのにいろいろと考えさせてくれるように思います。


《参考サイト》

全米SP結果
http://www.usfigureskating.org/leaderboard/results/2011/68096/CAT002SEG003.html

世界選手権SP結果
http://www.isuresults.com/results/wc2011/SEG004.HTM
http://www.isuresults.com/results/wc2011/wc2011_Men_SP_Scores.pdf





時事ドットコム
http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&k=2011051100375

ブラッドリーが引退表明=米フィギュア
 【ニューヨーク時事】フィギュアスケート男子で1月の全米選手権で初優勝したライアン・ブラッドリー(27)が10日、競技生活からの引退を表明した。同選手は4月の世界選手権(モスクワ)で自身最高の13位に入った。米国フィギュアスケート連盟のホームページ上で「全米王者になれて夢がかなった」とコメントした。 (2011/05/11-12:41)
[PR]
by honnowa | 2011-05-15 21:05 | パフォーマンス