ニュートラルな気づき 


by honnowa
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フィギュアスケート初観戦記 2010NHK杯 4

  《ペア》
さてペアが始まりましたが、6分間練習から迫力があり見応え十分でした。
今回の観戦中一番興奮したのはペアの6分間練習でした。

#1 ベラ・バザロワ/ユーリ・ラリオノフ(ロシア)
ショートプログラムはワールドランクの順番に滑ります。
なので第一滑走者は後から滑る選手に比べ国際試合の経験が少なく拙い演技になりがちなのが、このペアは最初からうまい。
予習で用意したリストを確認すると、なんとWR20位のペアでした。
今回のNHK杯、TOPクラスの選手が多く出場していますが、ペアは特に20位から2位までの上位選手ばかりでした。
ついでに記しておきますと、滑走順に、20位、19位、18位、11位、10位、9位、7位2位となります。

このロシアペアもロシアらしい演技でした。
ロシアのペアは他の国のペアと決定的に違うところがあるので、すぐに区別がつきます。
それはスピンやポーズの同期性と相似性です。
ロシアペアの男女はスピンの回転が見事にシンクロし、相当の体格差と体型の違いがあるにも関わらず、上げた腕、曲げた足の角度などのポーズが完璧に同じ形になるのです。
こればかりは中国のトップ選手達でも及びません。
まるでバレエのパ・ド・ドゥを見ているようです。
ほぅ、溜息・・・
ロシアペアだけがそれが徹底しているのは、採点にはあまり影響なく、ロシア人の美意識がそうさせているのかもしれません。
演技の根底にバレエが根付いているのでしょう。

#7 高橋成美/マービン・トラン(日本)
ジュニア上がりの二人が既にWR7位というのも不思議な感じがしますが(WR≠実力でないことは承知していますが、それでも目安として)、6分間練習からやるき満々な様子が窺えました。後半に見せたリフトは見事でどよめきが起こりました。
私は成美ちゃんの強気なところが好きで、演技終了直後の様子に注目していました。
先の世界ジュニア選手権では、トラン君が成美ちゃんを優しく労わろうとしているのに、彼女の方は彼に「おい、結構頑張ったじゃん、よしよし」的な態度を取っていたのが面白かったので。
でも今回は二人でそろってほっとしている様子でした。
大健闘でしたね。

#8 チン・パン/ジェン・トン(中国)
余裕の演技に余裕の点数でした。
衣装はパールグレーで、安定感のある穏やかな演技でした。
昔は技巧的な演技だったのにいつのまにこのような叙情的な表現が身についたのでしょうか。
しばらくスケートから関心が離れていた時期があったので、バンクーバーオリンピックでの彼らの演技には大いに驚き感動しました。
技術を極めた者が年齢と経験を重ねるにつれて醸し出す円熟味や感情表現はいいですよね。


  《休憩 閑話休題》
この休憩時は、ホットコーヒーを飲んで一息つき、リンクフェンスのスポンサーバナーを観察しました。
最近の競技を観ながら、昔とスポンサー企業がすっかり変わってしまった様子に時の流れの寂しさを覚えることもありましたので。
日本の景気がよかったころは、海外で行なわれる試合でも日本の一流企業のバナーがずらりと並んで、誇らしくもありました。
その頃に比べ現在日本はフィギュアスケートの黄金期で、国際試合で勝てる有力選手がずらりと揃っているというのに、バナーを見るとなんだかなぁという気分におそわれます。
でも選手にとってもファンにとってもお金の掛かる競技やショーがこれだけ盛んに行なわれるのは、日本にまだまだ余力があるのだと思います。

今試合の企業を記しておきますと、ANA、KOSE、LOTTE、YAZAKI、Calbee、NICHIREI、DAKS、TOSHIN SEIKO、Tama home、でした。
スポンサー様、ありがとうございました。
加えてプログラムに広告を掲載して下さった企業様も、ありがとうございました。
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by honnowa | 2010-10-27 13:55 | パフォーマンス