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ニュートラルな気づき 


by honnowa
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沢田研二LIVE 『Pleasure Pleasure』の予習 2

昨日の記事のつづきです。

ツアー内容わかりますので、気になる方は閲覧しないで下さいね。

興味のある方はずずっと下の方へ。
   ↓














 6 強いHEART
アルバム: 愛まで待てない (1996年9月19日)
シングル: ──
作詞: 沢田研二  作曲: 玉置浩二  編曲: 大村憲司
発表時のジュリーの実年齢 48歳

私のジュリー度 △
歌詞が単純でなく、聴き取りだけでは意味がよくわかりません。
もう少し聴き込みが必要です。
ジュリー度が△なのは、玉置さんが歌ったほうが似合いそうだからです。
でもこれは仕方ないですよね。
この曲が今回のツアーで選ばれたのは、目立って聞こえる箇所、
「プライド捨てたって なくすものはない」
「荒んだ時代のセンチュリー替わる いいことがあるさ」
が現在のジュリーの心境に合致しているからでしょうか。
それとも最近久々に玉置さんのことを思い出したとか。(実は私もですが)


 7 すべてはこの夜に
アルバム: NON POLICY (1984年6月5日)
シングル: ──
作詞: 佐野元春  作曲: 佐野元春  編曲: 井上鑑
発表時のジュリーの実年齢 35歳

私のジュリー度 △
私にとってはジュリー度低いですが、アレンジ次第という感じもします。
現在の鉄人バンドでの演奏で聴くのが楽しみです。
この曲を収録したアルバム『NON POLICY』(1984年)が、EXOTICSとの最後の共演だそうです。
EXOTICS、再結成しないかなあ、巷ではタイガースのDVD発売が話題となっていますが。
(発売中止になってしまったそうです。09/06/30追記)
PYGは不可能に、井上堯之バンドもタイガースも難しく、でもEXOTICSはメンバー全員が現役ミュージシャンで頑張っているんですよね。
CO-CoLOもよいのですが、EXOTICSだと同級生的で楽しそうなんですよ。


 8 勝手にしやがれ
アルバム: 思いきり気障な人生 (1977年11月15日)
シングル: 勝手にしやがれ (1977年5月21日)
作詞: 阿久悠  作曲: 大野克夫  編曲: 船山基紀
発表時のジュリーの実年齢 28歳
          
私のジュリー度 ◎120%
ジュリ友さんがあちこちから音源を拾って作ってくれたCDなので、いろいろな年代のジュリーの声を楽しめます。
楽曲、歌、パフォーマンスとも発表当時に完璧であり無敵であり、正直言いますと、他の歌手のカバーはおろかできれば現在のジュリーにも歌ってもらいたくないです。
特にこの当時のシングル・アルバム盤とNHK紅白バージョンはピアノが華やかで素敵です。
あらためて聴くと、「ア~ァ」の歌いわけが見事。


 9 明星-VENUS-
アルバム: 告白-CONFESSION- (1987年5月25日)
シングル: ──
作詞: 沢田研二  作曲: 石間秀機  編曲: CO-CoLO
発表時のジュリーの実年齢 38歳
          
ジュリー度 〇
まだ38歳だったのに、ずいぶん渋い歌を歌っていたのですね。
地味にバランスよくまとまった曲ですが、この後40代、50代にジュリー自身がセルフプロデュースするようになると、このようなまとまり感を壊してわざとアンバランスにしてしまいます。
CO-CoLO時代ってジュリーにとって何だったのでしょう。
短く終わってしまったのは、ジュリー自身が「らしく」思えなかったからでしょうか。
CO-CoLO時代の曲ですが、井上堯之さんも演奏に加わったライブ演奏がyouTubeにUPされています。

http://endressway.jugem.jp/?eid=28

堯之さんのギターが切なくて、とてもいい。
ジュリーの声は陽性で、堯之さんのギターによって憂いが加味されて、より素晴らしく聴こえてきます。


 10 我が窮状
アルバム: ROCK'N ROLL MARCH (2008年5月25日)
シングル: ROCK'N ROLL MARCH (2008年5月25日)
作詞: 沢田研二  作曲: 大野克夫  編曲: 白井良明
発表時のジュリーの実年齢 59歳
          
私のジュリー度 ── (ジュリーらしいかどうかの尺度を越えた歌だと思います)
この曲のおかげで新聞各紙に取り上げられ、そこからジュリーの事を思い出し、ジュリー・ワールドに嵌ってしまいました。
初めてこの曲を聴いた時には、えっ! あのジュリーが? と思いましたよ、きっとみなさんもそうだと思うのですが。
ジュリーが還暦にして達したのが人生の応援歌ロックと、もう一つは、平和を守ろう讃歌。
賛否がとても分かれていますが、アラカンならばこれくらいの政治的な意思を表した歌を歌ってもよいのではないでしょうか。
私個人は、憲法は現実に合うか合わないかでなく、人間社会の高邁な理想を掲げるべきだと考えています。


 11 届かない花々
アルバム: CROQUEMADAME & HOTCAKES (2004年2月25日)
シングル: オーガニック オーガスム (2004年2月25日)
作詞: 沢田研二  作曲: 上久保純  編曲: 白井良明
発表時のジュリーの実年齢 55歳
          
私のジュリー度 ◎
いろいろな試行錯誤の果てにこの曲を経て、最新アルバムの境地に達したのでしょうか。
いえこの曲が一つの到達点で、そこからもっと単純にわかりやすく歌いやすくと、現在の「平和を守ろう讃歌」に向かったのかもしれません。
ジュリーはこれくらいの重量感のある曲のほうが本領発揮できます。
自由の女神が登場するのは、2001年の同時多発テロのことが念頭にあったのでしょうか。


 12 そのキスが欲しい
アルバム: REALLY LOVE YA!! (1993年11月17日)
シングル: そのキスが欲しい (1993年10月20日)
作詞: 朝水彼方  作曲: SAKI&MATSUZAKI  編曲: 吉田建
発表時のジュリーの実年齢 45歳
          
私のジュリー度 △
ファンの皆様の中でも人気がある曲で、ドームでの還暦「ジュリー祭り」でもトップに歌われたので、ジュリーも気に入ってるのでしょうけど、私の中ではちょっと・・・
いい曲なのだけど、どうしてもジュリーらしいとは思えなくて。
80年代後半から90年代の時代に合わせた曲は、どうも似合わない感じです。
ただ現在の声ならば、合う合わないなど些細なこととふっとばしてくれそうなので、ライブで聴くのを楽しみにします。


 13 単純な永遠
アルバム: 単純な永遠 (1990年6月20日)
シングル: ──
作詞: サエキけんぞう  作曲: 吉田建  編曲: 吉田建
発表時のジュリーの実年齢 41歳
          
私のジュリー度 ◎
ACTシリーズの歌を聴くようになって、実はジュリーは中低音域の声も魅力的なのだと知りました。
若いころの華やかな声や現在の厚みのある声とも違って、これもまた素敵です。
この曲はジュリーも気に入ってシングルにしたかったそうですが、スタッフに反対されたそうです。
もったいない!
この曲の路線をしばらく発表してくれていたら、リアルタイムに40代ジュリーの魅力に気付いたかもしれないのに。
ジュリーの響く中低音で「それはAll I want is you それでOK」と言われたら、頷くしかありませんわ~♪
今にして思えば、80年代後半からこのころは容貌もクール・ビューティで、もっと当時のジュリーに合った役柄とか、もっとなかったのかなと惜しまれます。
例えば猟奇的殺人事件の犯人を追うFBI心理分析官とか、どうでしょう。


記事は明日に続きます。


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  沢田研二LIVE 『Pleasure Pleasure』の予習 1 (09/06/21)
  
by honnowa | 2009-06-22 23:57 | 音楽