ニュートラルな気づき 


by honnowa
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『オコナイ 湖国・祭りのかたち』展の追記

08/12/21の記事のつづきです。

主に西日本で、新年から春先にかけて行なわれる「オコナイ」という神事。
わたしはオコナイについて何も知らず、古代史、稲作文化の発祥、渡来人、日本人のルーツといった関心から、お勉強で行って来たのですが、講演や展示でオコナイの由来について知ることはできませんでした。
おそらくまだあまり研究が進んでいないのだと思います。

展示は、何百年も続き現在に残っているその有様を示すものでした。
会場でのビデオを観ると、村の住民のために行なわれている地域の素朴な神事なのだとわかります。
ところが展示の解説にもありましたが、「それに付随する供物や飾り物の類は種々雑多で多彩である。これらは簡略化されながらも、古式どおりの例祭が今も粛々と執り行なわれている。その風景を目にすると、一体この行事は何なのだろうかと、興味を抱かずにはいられない」
そうなのです。
わたしもこの行事は一体何なのだろうというのが感想なのです。

また力のある宗教団体が行なっているものではなく、あくまで地域で村意でやっていることなので、緩さも垣間見え、その良い加減さが、何百年も続けられた理由なのだと、民俗行事の面白さも感じることができました。

さて講演会にはオコナイについて深い関心を寄せていらっしゃる方々が集まっていたようで、熱心に質問がなされました。
またオコナイが行なわれている地域ご出身の方が、展示を観ながら、お連れの方に、実家のケースを説明されているのを傍で漏れ聞き、その大変さをうかがい知ることもできました。

その印象が強く残っているのと、先日の記事にコメントもいただきましたので、関連の情報を追記しておきます。

展示の図録『オコナイ 湖国・祭りのかたち』 (中島誠一 INAX BOOKLET)は書店でも販売されています。

中島氏が館長をされている長浜市長浜城歴史博物館で、1月3日より『湖北の深き信仰文化 ─オコナイと真宗の民俗から─』が行なわれます。
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by honnowa | 2008-12-23 12:54 | 文化と歴史